幸せの花束を君へ【SLAM DUNK】【深津一成】

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みなさま、待ってくださってありがとうございます！！
深津さんと再会する前の三井さんとのお話を数話挿入させていただきます。
三井さんとのお話が終わったら再度再会のシーンに戻って話を続けていきます！
これで順番が自分の中でうまく(？)行くと勝手に思っております！よろしくお願いします！


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『やっぱ諦めらんねぇ』
『元カレがいなくても俺がいる』
『一緒に生きて行こうぜ』





三井さんに言われた一言一言、全て覚えている。




ずっと迷っていた。
頭の片隅に深津先輩がいるのに、
三井さんを選んでいいのか。




そんな悩みを三井さんに伝えた。
私が告白を受け入れらい理由を
知ってもらった方がいいと思ったのだ。




思いの丈を三井さんに伝えた時、
三井さんはあっけらかんとして私に口を開く。



『俺にはAが必要だ』
『一緒にいる理由なんかそれでいいだろ』





私を必要としてくれている。
それに大事にしてくれているとわかっている。




…断る理由なんか、
いつの間にかなくなっていた。







「Aできたぞ〜」





三井さんに名前を呼ばれ、ハッとする。
三井さんに告白された瞬間を思い出してぼうっとしていた。



三井さんが作ってくれたであろうオムライスを持って、私が座っている机に向かってくる。


そして静かにお皿を机に置いた。





「美味しそう！ありがとう！」



「おう。味わって食えよ」






三井さんが作ったオムライスを一口食べると、美味しくてほっぺたが落ちそうだった。




「美味しい！三井さんのご飯大好き！」


「俺と結婚したら毎日食べられるぜ？」




驚いて三井さんを見ると、三井さんは片方の口角をあげ、机に肘をついてこちらをみていた。



照れてしまい、顔が熱くなるのが自分でもわかる。


そんな私をみて、三井さんはハハっと声を出して微笑んだ。







三井さんといると、
心が安らぐ。





将来誰かと一緒にいることなんか考えられなかった。
でも…


三井さんとなら…




私の人生に少し光が差し込んだ。

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