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『イチノ、Aのこと頼むピョン』
『Aを幸せにするのは俺じゃないピョン』
『Aがいい方向に行くように導いてやってほしい』
時は8月に遡る。
一之倉は友達と来た東京でたまたま深津に会った。
一之倉はこの機会を逃がすものかと、深津の腕を握って離さなかった。
深津が走って逃げようものなら一之倉はどこまででも追いかけただろう。
陸上部を差し置いて校内マラソン1位の俺にかなう奴なんかいるもんか。
一之倉は心の中でそう呟く。
深津はそれをわかってか渋々一之倉と話をした。
そして言われた言葉があの言葉だった。
Aにいうべきか迷っていた。
深津に会ったって。
でも言えなかった。
あの時の一之倉はAに深津の話題を出すのすら躊躇していた。
ーーーー
ザザンという波の音が聞こえ、一之倉は8月の記憶から現在へと意識を戻した。
「…それにAを大事にしてくれる奴は…もういるんじゃないのか？」
一之倉の一言に、Aは無意識に三井を思い出していた。
でもそれは後輩として大事にされているのか、はたまた好意を向けられているのか。
Aには未だ判断がついていなかった。
一之倉はAからたびたび出る三井の話を覚えてたからこそ出た言葉だった。
『Aがいい方向に行くように導いてやってほしい』
深津、これでいいんだよな？
これがー・・・
お前が望んだことなんだよな？
涙を浮かべているAを見て、
本当にこれでいいのか、と一之倉は思った。
なぜだか違和感が拭えなかったのだ。
その際、一之倉はふとあることに気づく。
…Aと深津が…
“ちゃんとした別れ“をしていないからだろうか。
それをしないことには…
Aはずっと前へ進めないのではないか。
そう思った一之倉は覚悟を決めた。
…深津、
俺なりにいい方向だと思う方へ導いてみるよ。
「A」
一之倉がAを呼ぶと、
Aは涙ながらに一之倉の方へと振り向く。
一之倉は一呼吸置いてから、口を開けた。
「…深津に会いたいか？」
一之倉の一言にAはこれでもかというほど目を見開き、驚いていた。
文句なら後で聞くよ。
…俺に任せたのはお前だからな。
一之倉は心の中でそう深津に話しかけた。
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usa(プロフ) - ハルレイさん» ハルレイさん(TT)♡いつもありがとうございます！完全復活しましt！完全復活しました！ご心配をおかけしました。私のペースでいいだなんて優しすぎます😣♡今からどんどん深津に移行していく予定ですのでもう少しお待ちくださいね♪ (2023年4月30日 10時) (
レス) id: d85cd154fb (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - hicoさん» hicoさんいつもありがとうございます！😭💓体調復活しました！ご心配をおかけしました。その派閥…最高に嬉しすぎます😢♡話も深津も私も好きだと言ってくれるなんてもう…感激すぎて泣きそうです。私もhicoさん大好きです♡ (2023年4月30日 10時) (レス) id: d85cd154fb (このIDを非表示/違反報告)
usa(プロフ) - あやさん» あやさん😭♡いつもありがとうございます！体調回復しました！ご心配をおかけしました。なんと優しいお言葉…😣♡嬉しすぎました😭最終回まで最終回まで作品を書き続けます！これからもよろしくお願いします✨ (2023年4月30日 10時) (レス) id: d85cd154fb (このIDを非表示/違反報告)
ハルレイ(プロフ) - 大丈夫ですか？お大事にしてくださいね。更新は、usaさんのペースで大丈夫ですよ！三井先輩も優しくて素敵ですが、やっぱり深津派です(笑)。usaさん、いつも更新ありがとうございます。今は無理せず体調を優先してくださいね。 (2023年4月28日 4時) (レス) id: 53bdf1effb (このIDを非表示/違反報告)
hico(プロフ) - 久しぶりのコメント失礼しますっ体調大丈夫ですか！？無理なさらず😭私はどちらでも、こんな素敵なお話読ませていただければそれでよいのでusaさんの負担が少しでも減る方がいいなー派です！このお話も深津もusaさんも大好きです❣️ (2023年4月27日 22時) (レス) @page50 id: 9503417768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usa | 作成日時：2023年3月16日 19時
