24.放課後�� ページ24
日誌も書き終わり、
二人でいつものように雑談を開始する。
「松本くんって身長何センチあるの？」
「黒板消し助けてくれた時に大きいなあと思って」
松本くんは同級生の中でも大きい方だった。
あたかも今さっき疑問に思ったかのように尋ねたが、実は何センチあるのかずっと聞いてみたかったのだ。
「179くらいか？」
「そんなにあるの！」
「あと1センチで180センチじゃん！」
「バスケしてたらこんな身長ザラにいるぞ？」
謙遜しながらも松本くんはどこか嬉しそうに笑った。
褒めるとこんな表情をしてくれるのか、と学習した私は、
続けて言葉を発する。
「松本くん、手も大きいよね！」
そういうと、松本くんは自分の手を見つめ、
「バスケットボールは掴めるな」
と言った。
「すごいね！」
「私も体育の時間にやってみたけど、できなかった〜」
「Aさんは手が小さいのか？」
「どうだろ？普通だと思うけどな」
そう言いながらも自分の手を見つめる。
そんなに小さいと思ったことはないけど…
確かにバスケットボールは掴めないかも。
そんなことを考えていると、松本くんが「ん」と言いながらこちらに自分の手のひらを向ける。
急に向けられた手に何事かと戸惑ってしまう。
すると、松本くんが「手」と短く言葉を発した。
私はその短い一言で自分のすべき行動を理解し、
そっと松本くんの手に自分の手を重ねた。
松本くんに触れたところが、どんどん熱くなっていくのがわかる。
私よりも大きな手を見つめてしまう。
色々順番間違ったことしてるけど、
手が触れるだけでドキドキするなんてどうかしてるかな…
「Aさんの手、小さいな」
そう言いながら松本くんは笑顔でこちらを見ていた。
松本くんの優しい目に勘違いしそうになるのをグッと堪える。
松本くんは誰にでも優しいから。
私が特別だからこの笑顔を見せてくれているんじゃない。
そう思わないと、失恋した時に辛いから…
今はそう思い込むことにする。
「…そりゃ松本くんよりは小さいよ」
そういった私の顔は赤かったと思う。
私は赤い顔をしているのを隠すため、
松本くんから目を逸らす。
松本くんはそんな私をみて、
さらに指を絡めて、
私の手をぎゅっと握った。
ーーー
更新できず、すいませんでした。
泊まりがけの仕事がしんどすぎて昨日は更新できませんでした…。
そして、ロールキャベツ男子の松本くんもいいよね！と思って書いてしまっています…。
私の中の松本くんとは少し異なるのですがお付き合いいただけたら…っ！！
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usa(プロフ) - Lyraさん» Lyraさん！コメントありがとうございます！全然気づいていませんでした😣💦すいません！今すぐ見させてもらいます❣️この作品も読んでいただいてありがとうございます！Lyraさんビックラブです🥺💗 (10月9日 21時) (
レス) id: d85cd154fb (このIDを非表示/違反報告)
Lyra(プロフ) - メッセージを送ったのですが、もしかしたら気づいていらっしゃらないのかも？って思ったのでこちらにコメントしました😉読んで下さっていたらごめんなさい🙇♂️36.の松本の照れや笑顔がすごく想像出来てほっこりしました💓 (10月8日 23時) (レス) id: 798ba1e857 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usa | 作成日時：2023年8月23日 17時
