18.謝罪 ページ18
「松本くん、ごめんね」
突然、Aさんから謝罪を受ける。
なんの謝りかわからず、
Aさんの方を見たが、
Aさんは気まずそうに地面を見つめていた。
「…なんの話だ？」
「…えっと、その」
「昨日の…」
言いにくそうにしているAさんをみて、俺はピンとくる。
…昨日の、ということは、
キスのことだろう。
昨日の出来事を思い出して、少し胸が熱くなる。
「…なんで謝るんだ？」
俺がそう聞くと、Aさんはまたも言いにくそうに口をもごもごさせている。
そして小さな声で言葉を発した。
「…松本くん嫌だったかなって思って」
「悪いことしちゃったって思って今日は顔合わせられなくて避けちゃった」
「…そういうことか」
「安心した」
避けられていた理由を教えてもらえて、俺は一人で納得し安心した。
Aさんは俺の言動の意味がわかっていないようで、頭の上に？を浮かべていた。
俺はその様子を察して慌てて弁解する。
「避けられてると思ったら1日Aさんのことばっかり考えてしまって…」
「俺のキスが下手だったのかな〜とか」
「って俺何言ってんだ…」
言わなくていいことまで言ってしまい、なんで俺はいつもこうなんだ、と自分に絶望する。
キスが下手とか言わなくていいだろ…。
それを聞いたAさんは予想に反して笑っていた。
…変な空気にならなくて本当によかった、と少し安堵する。
しかし、Aさんが発した次の言葉に驚くことになる。
「何それ」
「私初めてだったから他の人と比べられないよ」
「え」
「え」
お互いがお互いの反応に驚いて、見つめ合う。
「…Aさん初めて？」
「…そう…です」
「勝手に慣れてるのかと…」
「あんな感じでしちゃったからそう思うよね！ごめんね」
「いや、俺も…初めてでした」
言ってから急に恥ずかしくなって、
片手で顔を覆って赤い顔を隠す。
Aさんがどんな顔をしているかわからないけど、しばらく沈黙が続く。
しばらくの沈黙の後、Aさんは
「本当にごめんなさい…」
と頭を下げていた。
「謝らないでくれ！」
「…ほら、また慰めてくれるんだろ？」
そんな冗談を言いながら笑った。
なんとかこの空気を抜け出したくて。
Aさんも俺の冗談を察したのか、
「いつでも！」
と言いながら少し笑った。
…まあ何よりAさんの罪悪感を少しでも拭えたならよかったかな。
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バスケを見ていたらこんな時間になっていました💦
すいません！
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usa(プロフ) - Lyraさん» Lyraさん！コメントありがとうございます！全然気づいていませんでした😣💦すいません！今すぐ見させてもらいます❣️この作品も読んでいただいてありがとうございます！Lyraさんビックラブです🥺💗 (10月9日 21時) (
レス) id: d85cd154fb (このIDを非表示/違反報告)
Lyra(プロフ) - メッセージを送ったのですが、もしかしたら気づいていらっしゃらないのかも？って思ったのでこちらにコメントしました😉読んで下さっていたらごめんなさい🙇♂️36.の松本の照れや笑顔がすごく想像出来てほっこりしました💓 (10月8日 23時) (レス) id: 798ba1e857 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usa | 作成日時：2023年8月23日 17時
