呪力が憑いてた【呪術廻戦】

45話 ページ46

お腹が痛むが五条先生に報告だけでも、と立ち上がる


ジンジン痛む、吐きそうにもなる

でも、気を失うほどでは無い


帳が上がっていた方向へ歩き出した


そして見つけた安心する背中


その背中が見えなくなるかわりに、五条先生の驚くような顔がこちらを凝視していた


スタスタと長い足で私の元に来たかと思えば膝の裏と背中に腕を回され


...姫抱き状態になった



『！？』



まｯ、ｴｯ

むりむりむりっ！！

腹が痛いわ、顔が熱いわでこれもう私の命日なのでは！？


悶える私に気づかず先生は言った



五条｢なんでこうなったかは後で聞くから

今は安心して寝ててね｣



...いつものおちゃらけた雰囲気じゃない

心配してくれている？

少し怒っている？

そんな声だった


先生は、伏黒くんや野薔薇ちゃん達が怪我してる時、姫抱きなんてしない

こんな風に声をかけてくれたりしない


...するとしても煽るだけ！！
(虎杖くんが宿儺の指を食べた日参照)



ね、先生、私先生に期待なんてしたくないよ？

本当に、本っ当に期待したくない


ハイスペックな先生に恋なんてしたくなかった


でも、今だけ

今だけだから、先生が私のことを好きでいてくれてるって思っててもいいかな


そしたらこの行動も、許されると思うから


私は先生の胸に寄りかかって頭をうめた

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