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2019 12 ページ25
先輩の握る手に力が入る。
優しさの中に、目にも力が入る。
オレは、、、答えられない、、、。
自分を傷つけても心は晴れんよ。
約束して。
次、またそんな事があったら、オレらを頼って。
はい。
涙でぐちゃぐちゃになりながら、何度も頷く。
先輩だけやった。
このピアスの、本当の意味に気づいてくれたのは。
似合うと言われるたび、ピアスが揺れるたび、鏡を見るたび、後悔が思い出される。
自分の心と身体を傷つけてきた。
もう、やめよう、、、。
ようやく涙が止まってきた。
先輩は微笑んで、側にあったティッシュを差し出してくれた。
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作者名：まさか
| 作成日時：2021年3月6日 15時
