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2018 9 ページ9
優しく揺すられ、目を覚ますと目の前には大倉くん。
慌てて来たんやろうね。
メイクも落としてないし、服だってボタン掛け違えてる。
それでも、目に涙浮かべて、
ありがとう。
神ちゃんはヤスの命の恩人や。
二人して
ありがとう
って、、、。
大倉くんが来てくれた安心感と、二人の愛と、優しさにホッとした。
待合室の椅子に並んで座る。
先輩の怪我の様子が気になる。
骨折、、、とか？
でも、ライブがあるよね？
頭の中でぐるぐる、悪い方に考えてしまう。
早く症状が知りたい。先輩は大丈夫か。
でも、以前、脳の手術のときもそうだったって聞いたけど、今回も、医者の説明を聞きに行ったのはマネージャーさん。
仕方ないな、、、。
って苦笑いする先輩を見ると、涙が出てきた。
戸籍上の結婚した二人しか、世間からは認められない。
いくら、その辺の夫婦より、愛し合い、信頼し合っててもだ。
大倉くんは、優しく笑ってもう一度ありがとうって言った。
大倉くんの笑顔からは、強い想い、決意が感じられた。
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作者名：まさか
| 作成日時：2021年3月6日 15時
