マリンブルー ページ31
認めてしまうんが怖くて、蓋をしてきた微かな気持ちの変化、、、神ちゃんに対しての、、、。
左手でおでこにかかる髪を撫でる。
さらさらの髪、、、指までが気持ちいいと言っている。
顔を少し動かし、神ちゃんの唇がオレの身体に触れる、、、。
身体に電気が走る。
神ちゃんの笑顔が頭から離れない。
と、同時に初めて浮かぶ神ちゃんの違う姿、、、浴衣をはだけて、オレの下で、、、。
ヤバい、ヤバい、、、。
本格的にヤバいって、、、。
沈まれ、、、収まれ、、、必死で違うこと考えて、時間にして5分か10分くらい。
ようやく、うん、、、大丈夫になったとき、
「ん、、、。」
って言いながら寝返りをうって、神ちゃんは向こうを向いた。
はぁ、、、キツかった、、、。
神ちゃんのせいやぞ！！
後ろ姿を睨みつけてやる。
、、、うなじもきっと白っ、、、なんて、何考えてんねん、、、。
離れた距離がさみしくて、もう一回、、、って、、、。
無意識だった。
違うな、、、めちゃくちゃ考えた上で、身体が動いた。
神ちゃんに腕を伸ばして後ろから抱きしめた。
首筋から神ちゃんの香りを吸い込む。
あぁ、、、身体が求めてる、、、心も満たされる、、、。
神ちゃんが好きだ。
友達としてじゃない。
最初から好きだったわけでも、きっかけがあったわけでもない。
雪のように、静かに降り積もった。
神ちゃんの優しさ、神ちゃんの笑顔、神ちゃんの考え、、、人として好きやなぁ〜っていう気持ち。
いつの間にかオレの身体全部を覆うくらいに。
「神ちゃん、、、。」
気付いたら名前呼んでた。
ギュッと抱きしめて、首筋にキスしてた。
「神ちゃん、、、。」
もちろん、せっかく落ち着いた身体は正直に火照りだす。
神ちゃんが起きたらバレる。
嫌われる、、、それは一番避けたい。
腕を外し、背中を向ける。
寝ぼけてただけ。
神ちゃんが気付いてたとしても、覚えてないことにしよう。
起きて朝飯食って、街ブラ中も何もなかったフリ。
神ちゃんもいつもと全く変わらない。
ボケてツッコミ入れられて。
休暇が終わり、日常生活が戻っても普段通り。
さらに蓋をしたこの気持ち、、、忘れよう、、、って誤魔化したこと、思い出した。
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奏多(プロフ) - まさかさん» まさかさんの赤緑が好きすぎて何度も読み返しています。これからも更新楽しみにしています💚 (2023年1月5日 22時) (
レス) id: 6198bdee62 (このIDを非表示/違反報告)
まさか(プロフ) - 『タンジー』を気に入ってくださっているということは、赤緑好きさんですよね？私も赤緑が一番好きなので、ついついお話も多くなります。似た話になっていそうで心配ですが、これからもよろしくお願いします！！赤緑沼は深い〜！！ (2023年1月5日 20時) (レス) id: 228009e50a (このIDを非表示/違反報告)
まさか(プロフ) - 奏多さん、ありがとうございます！新年早々、ありがたいお言葉、、、(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥｀)あれやこれや、思いつくまま書いているので、続編も思い付いたら書けるといいな。 (2023年1月5日 19時) (レス) id: 228009e50a (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - まさかさんのお話が大好きすぎて何度も読んでます。いつかタンジーの続きが読みたいです。 (2023年1月5日 17時) (レス) @page14 id: 6198bdee62 (このIDを非表示/違反報告)
まさか(プロフ) - stcさん、ありがとうございます。昼寝から起きたらこんな恐れ多いメッセージ、、、。私、文芸部とかでもなかったし、一番得意科目は数学だった女なので、語彙力も文章力も白旗上げつつ書いている、ただの妄想オバさんです。一緒にニヤニヤしましょうね〜！！ (2022年11月19日 15時) (レス) id: 228009e50a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まさか
| 作成日時：2022年8月12日 10時
