あの海が見える場所 21

Yokohama 緑 ページ44

自分に腹が立つ。



呆れたよな、、、シゲも、、、。



って、呆れるってなんやねん。



呆れられて、離れていけばええやん。



、、、呆れられて欲しい自分。



そんなんなら3年前に呆れられてるか、、、。



シゲの目を思い出して、シゲの気持ちを痛いほど感じることをうれしいと心のどこかで思ってしまっている自分もいる。



けど、その気持ちには答えられへん、、、。



もう気持ちがぐちゃぐちゃ、、、。



寝て、朝になったらキレイさっぱり忘れてる、なんてことはあるはずなく、次の日からも朝と仕事終わりにメールのやり取りは続く。



平然と送ることに慣れて、忙しいフリにも。



『このままやと2月になってしまうやんけ。』



というシゲのツッコミにも、思ってもない言葉がスラスラと出てくる。



指が動く。



『ごめんて。


ほら、オレ、横浜ナンバーワンですから。


今日もさ、、』



なんて。



結局、そのまま1月は会わなかった。



毎日のメールのみ。



で、時々電話。



声聞いたらあかんのに、、、。



中間さんの結婚話が職場で発表され、オレの気持ちはさらにぐちゃぐちゃ。



幸せそうに、祝福の言葉を笑顔で受ける中間さんを見るたび胸が苦しい。



、、、自分と重ねて苦しい。

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