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2016 11 ページ4
緑
思い出す。
思い出す、、、浮かれる世間の中で、世界中で一番辛いんじゃないか？ってアホみたいな考えが浮かんでくるくらいに。
でも、どこにいても、メイキングカメラがついてくるから、辛い顔はできない。
ええような、悪いような。
まぁ、アイドルの仮面をかぶって、シゲに接することができるから、そこは感謝やな。
東京でのリハーサルも終わり、いよいよ、明日には大阪に移動という日。
マネージャーに家まで送ってもらうため、車に乗り込む。
シゲ、、、いつもは別の車なのに、シゲがいた。みんなも。
すみません。もう一台は、渋滞に巻き込まれてて。
マネージャーが申し訳なさそうに言う。
大丈夫やで〜。
なんて、内心ドキドキ。
オレが最後やったから、空いてる席は一つ。
シゲの隣。
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作者名：まさか
| 作成日時：2021年2月28日 11時
