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2016 19 ページ13
神ちゃんに伝えよう。
大阪で。
ホテルの廊下で抱きしめてしまった理由も。
オレの想いも。
こんなままじゃ、イヤやねん。
モヤモヤ、、、グズグズ、、、。こんなんオレらしくない。
家に帰り着くまで、東京タワーを見つめながら決心した。
スーツケースに荷物を詰める。
スマホに入ったライブのセットリスト順に曲を聴きながら。
慣れたもんや。
オレなんて、神ちゃんみたいに、何種類ものシャンプーやら化粧品やらないしな。
でも、パンツだけは勝負パンツ。
ライブ用のってことな。
メイキングに映るかもしれんし。
頭の中で何度もイメージする。
シャワー浴びながら。
ベッドの中でも。
オレが伝えて、神ちゃんは、、、？
笑ってくれるやろか？
翌朝、戸締まりを確認しながら東京タワーにもう一度願掛け。
夢の中では、神ちゃん、笑ってくれてたから。
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作者名：まさか
| 作成日時：2021年2月28日 11時
