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…これは彼と出会った懐かしい日の記憶だ。
これが走馬灯と言うやつなのだろうかと、炎に囲まれながら思う
彼は結局仲間が来るまで私と過ごしていたんだっけか。
毎日飽きもせずに魔法の魅力と魔法と思考の関連性を語っていた気がする
ほとんどは聞き流してしまったけれど、もう少し真剣に聞いていればよかったかな。
彼とすごした1週間が数百年の中で1番楽しい時間だった
燃え盛る家の外から、私を非難する声が聞こえてくる。
街にすむ人の動きに疎い私は、こうなった原因が何か分からないが叫んでいる内容から街の人はここ最近の不幸の責を押し付け私の命を断とうとしているようだ。脅威である私を消すためのいい口実が見つかったのかもしれない。
『先ずは自分で自分の魔法を好きになれ』
彼のおかげで少しは自分の魔法を好きになろうと思えた。
彼への感謝と、楽しかった日々を思い出すから
『そうすれば、いつかお前の魔法がお前を救うさ』
その言葉を、彼を信じていたから
けれど
「誰かを信じたって、結末なんて変わらないじゃない」
だからといって彼を恨んでいるわけではない
ただどうしようも無いこの世界にどうやっても抗えなかったことを悔やんで、嘆いているだけ
自分の無力さに涙が溢れた。
その雫が地面につく頃、この部屋の天井が崩れる音が聞こえた。
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透水(プロフ) - 孔雀石さん» 畏まりました！遅筆なので時間かかってしまうかもしれませんが気長にお待ち頂ければ幸いです…！こちらこそありがとうございます (2019年11月29日 9時) (
レス) id: 2d62d7baf3 (このIDを非表示/違反報告)
孔雀石(プロフ) - 透水さん» 連投で申し訳ございません。どちらも好きでたまらないのですが、2個目の方が特に、ですね...!ぜひ気が向いた時にでもお願いしたいです。ありがとうございます! (2019年11月29日 0時) (レス) id: efda21e4ed (このIDを非表示/違反報告)
透水(プロフ) - 孔雀石さん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです…!続きとはciさんの2つ目の話の方でしょうか…?リクエスト貰えるのは嬉しいので是非御気軽にどうぞ！拙い文章ですがこれからもどうぞよろしくお願いします (2019年11月28日 13時) (レス) id: 2d62d7baf3 (このIDを非表示/違反報告)
孔雀石(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。すごいどれも素敵なお話で心臓がギュッてなりました...特に、推しということもありciさんのお話がとても好き...!主が可哀想なお話が好きなのでぜひ続きをリクエストしたいほど...!これからも頑張ってください。応援しています! (2019年11月28日 0時) (レス) id: efda21e4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透水 | 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2019年7月22日 1時
