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「どーも、鬱ですぅ」
空気を読まない明るい声が部屋に響く。
その正体は、彼の背後から出てきた鬱と名乗る眼鏡をかけた悪魔だった。
その声も容姿もセリフも全て、いつかの日自分を助けた悪魔と重なった
「久しぶりやなぁAちゃん
悪いけど、この人間はもう俺と契約してんよ」
「！！｣
その言葉だけで一気に自分の顔が青ざめたのが分かった
人間と悪魔が契約。天使が最も恐れ嫌う行為だ。
自分が任されてる人間が悪魔と契約しているだなんて知られたら地下牢入りは免れないのに、それに加え堕天してしまったとか本気で笑えないだろう。
「闇落ちまでしちゃって可哀想になぁ
君はこの人を通して悪魔と少し関わりすぎたから堕ちたんやろうな。でもそれもあんたの計画通りなんやろ？」
鬱がニヤリと笑みをグルッペンに向けると、彼も私に絵に描いたようなゲス顔を私向けてきた
「ふむ、天使というものに興味があったのでな｣
「嘘、でしょ…嫌っ私は、誰かを幸せに｣
自分が知らないものになっていく感覚も、目の前の男らの底知れない悪意も全て恐怖となって自分にじわじわと迫ってくるようで、 言葉が上手く出てこない。
とにかく逃げなくちゃだとわかりつつも、まるで彼らの深く未知の闇から離れたくないというように
──まるで、それらに魅了されているかのように体は動かない。
天使が正義を騙るとは烏滸がましい、そう思いはじめているのは彼が言った通り私がもう手遅れだからなのだろう。
「諦めて、こっち側においで？」
脳によく響いたその声は溶けてしまいそうなほど甘く魅力的だった
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透水(プロフ) - 孔雀石さん» 畏まりました！遅筆なので時間かかってしまうかもしれませんが気長にお待ち頂ければ幸いです…！こちらこそありがとうございます (2019年11月29日 9時) (
レス) id: 2d62d7baf3 (このIDを非表示/違反報告)
孔雀石(プロフ) - 透水さん» 連投で申し訳ございません。どちらも好きでたまらないのですが、2個目の方が特に、ですね...!ぜひ気が向いた時にでもお願いしたいです。ありがとうございます! (2019年11月29日 0時) (レス) id: efda21e4ed (このIDを非表示/違反報告)
透水(プロフ) - 孔雀石さん» 初めまして、コメントありがとうございます。そう言っていただけると本当に嬉しいです…!続きとはciさんの2つ目の話の方でしょうか…?リクエスト貰えるのは嬉しいので是非御気軽にどうぞ！拙い文章ですがこれからもどうぞよろしくお願いします (2019年11月28日 13時) (レス) id: 2d62d7baf3 (このIDを非表示/違反報告)
孔雀石(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。すごいどれも素敵なお話で心臓がギュッてなりました...特に、推しということもありciさんのお話がとても好き...!主が可哀想なお話が好きなのでぜひ続きをリクエストしたいほど...!これからも頑張ってください。応援しています! (2019年11月28日 0時) (レス) id: efda21e4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：透水 | 作者ホームページ：http://around-the-clock
作成日時：2019年7月22日 1時
