あの女の子は、な組の...【stpr】

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Aside

ギイ…

っるせ。

やっぱギイギイゆうやん。

るせーな。


梯子に手をかけ、組長らを追いかける。



組長が時折こっちを怪しげな目で見る。



...。

くみちょーに私の正体バレてないかな？



まーいーや。

全ては、な組を潰すため。




っつーか、あのくみちょーには私が息切れしてるフリしてたの、バレバレだったかな？




僕ね、人の心読むの得意なの。

あ、僕呼びが出てしまった。



直そ。



コツコツ



なんか廊下みたいなとこを歩く。


奥の方に私が開けた穴があって微妙な罪悪感を感じる。



ﾄｺﾄｺ



遠いな。

流石に歩くの疲れるて。



ジ「...！」


私が開けた穴を見て眉を潜めるのは...ジェル、だったっけ。


私さぁ一応ね、全員の情報は把握しているわけ。




だからね、誰が誰だか分かるわけ。

まーず誰から殺ろうかな。



あの黄色頭かな？


“るぅと”


って人らしいねー。



つーか、僕の組の組長、僕の能力見抜けてなさ過ぎでしょ。



あのハゲ親父が。


お前の頭に光反射させて電気作ろうかな。




虐、待はんたーい。



そんなこと言っても無駄、だけどね。




な「ここだ...。」


組長がドアを開けてくれる。


なんだ、迎えに来てくれないのにこういうとこでは紳士っぽいじゃん。


組長の横顔は影がかかってて少し......カッコよかったなんて言わないから。




行こっ。


な組のアジトに。









な「......//」





私が見つめて頬を紅くしてた組長なんか知らないから。

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