あの女の子は、な組の...【stpr】

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Aside(今！)




そういえば、昔もこんなことあったっけ。

昔のことが思い出され、銃を持つ手が震える。



ころんは大丈夫だろうか。

今はどこに居るのだろうか。



こいつに構ってる暇は無いのに.......。




でもね、引き金を動かそうとしても動かないの。

どうしてかな。



『そんな顔、するなよ。』


そんな言葉が口から飛び出る。

その顔をされると、何も言えなくなる。何も、出来なくなる。


私は早くｯ……こいつを殺りたいのに。




奏「……A。」
『……何？』



何か躊躇うような口調の奏。

なに。私と戦う気が出てきたの？



奏「僕のこと、



・





殺していいよ。」
『は.....？』



なんで。
辞めてよ。そんなこと言うの。

なに。私と戦うのが怖いって言うの？



『えっw。
私に負けるから、そう言ってる訳？』


まぁ、私って最強だし.......



奏「違う……。
もうAとは、戦いたくないんだ……。
僕達、兄妹でしょ？」
『はっw
そんなの知らねぇし。』



何が兄妹、だ。
あんたは昔、兄妹の私を裏切ったくせに。

今更なんなの？言い訳？

許す訳無いじゃん。




私は引き金に込める力を強める。




『じゃあお言葉に甘えて
殺らせてもらうね？
こっちは急いでんだよ。』

『それじゃあ』




さよなら、とポツリと呟く。

私は引き金に力を込め





引いた。


しかし.......






ｶｷｰﾝｯ




何者かによって弾かれる弾。

咄嗟に戦闘態勢を取る。


カツカツ、とヒールの音がしたと思えば扉向こうから、髪の長い人が出てきた。



こ「Aっっ！」


奥からころんも出てくる。

無事、なんだ.......





？「あんたさぁ。
ウチの若頭によくもやってくれたわね。
後ろの少年も。」



見た目からして女。

そして、恐らく組長。



『そう？この人達の力不足では？
組長直々に来てくれるなんて嬉しいなー』


？「……言うじゃない。
あたしは、黒澤光希。」


組長.......光希は奏の傍によると



光「良くやったわ。奏」



と、姉のように話しかけた。

黒澤……奏が言ってた名字と同じか。


ふむ。つまり、奏は光希のお気に入りと。



じゃあ副組長は？？



『ねぇ光希さァん。』
光「なにかしら？」
『黒組の副組長さんは？』
光「そこの少年が殺ったわよ。...多分。
まぁ、別にあんまり強くなかったしいいけど。」


部屋の隅にいるころん。

所々擦り傷が見える



ころんも頑張ったのかぁ。






こ「.......。」

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