安田センセイの恋愛レクチャー 完

お悩み相談 ページ8

身の入らない感じで、


いくつかの商談を終わらせてお昼。



適当に近くのカフェに入った。




この感じじゃ、何食べても美味しくないよ。






倉『あれ！Aちゃんやん』







「え、あっ、大倉さん。と、…」






初めて安田の店に行った時居た人。



名前は確か…






丸『隆平っ(ﾆｺｯ』







「あぁ！隆平…、さん？」







倉『店では隆やろ』







「そうでしたね！」







倉『お仕事中？あ、休憩か』







「お仕事中…、です」







丸『どうしたん、元気ないね』







「…ちょっと色々ありまして」







倉『会社にバレた？副業のこと』







「え！なんで分かって」







倉『分かるよそりゃ、笑

Aちゃんがそんな顔するんは、仕事のことか、好きな人のことやな』







「…」







丸『あら、好きな人いてはんの？』







倉『マルし！話し合いする？ちょうどここにオーナーおるし』






そう言って大倉さんは自分を指差す。





商談頑張ったし、ちょっとここで休憩しよう。






「いいですか、お願いしても」







丸『もちろんっ』







倉『なんでマルが答えんねん』





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倉『はぁ？なんやその話！

Aちゃんかヤスのどっちかクビ切る？しかも、自主退社しろ？』







丸『それ酷くない…？そんな話聞いたことないよ？』







「もうどうしたらいいか分からなくて」







倉『そんな会社、こっちから願い下げや！』







丸『でもAちゃんは仕事好きなんやんね？』







「好き…、でした。やりがいもありますし。でも、夜の仕事も好きです」







倉『Aちゃんんん、一生雇い続けるから！』







「あはは、笑」







丸『章ちゃんには話したん？』







「話してないです、話すつもりないです」







丸『なんで？』







「…ほんとのこと言えば、あの人絶対自分が辞めるって言いそうやから」







倉『あぁ…、まぁそれは確かに、』







「ありがとうございます、また色々ゆっくり考えますね」







丸『ごめん、あんまり力になれんくて』







「いえ！ありがたいです、ありがとうございます。仕事中なので、そろそろ」







倉『こっちこそありがとう、話してくれて』







「それでは」







丸『またね！』







倉『また仕事で！』






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