新会社 ページ18
渋『えーっと？安田A、やな？』
「はい、安田です」
そこで紹介されたのが、隣町のライバル会社。
いつもバチバチに戦ってたとこ…。
この目の前で資料を睨みつけてるのが、
横山さんと仲がいい、人事の渋谷さんらしい。
渋『ヨコから聞いとる。仕事は出来るらしいやん』
「ありがとうございます」
渋『前のとこと、やる事そんな変わらんからついてけんことは無いやろ』
「はい」
渋『やる気はあんの』
章大の稼ぎが良いからって、
いつまでも働かないわけにはいかない。
私も、この仕事は好きだったから、やれるものなら。
「…あります」
渋『ん、分かった。ほな採用な』
「ありがとうございます！」
渋『今後の詳しい日程はまた知らせる。とりあえず来週から来れる？』
「はい、大丈夫です」
渋『じゃあ月曜から。おつかれ』
「お疲れ様です」
立ち上がりお辞儀をして出て行こうとすると、
渋『やっぱりさ』
「？」
渋『俺、お前どっかで見たことあるわ』
「どっか…、どこでしょう？」
渋『レストランの店員ちゃうし、服屋でもない…。後俺が行くようなとこゆーたら、キャバか？』
「！」
渋『昔はよぉ行ったけどな。団体で行って、店の酒ほとんど開けたり』
そこでハッとした。
さっき交換した名刺を見ると、
“渋谷すばる”
まさかこの人、。
.
.
“すばる飲み過ぎやろー笑”
“うるさい、もっと酒持ってこい！”
“アゲハ、もうお酒無くなっちゃう！”
.
.
.
思い出した、1回うち来てたわ…笑
あの時はなるべく自然な流れで
帰って頂いたんだっけ。
これはまた、。世間って狭いな。
「キャバって、私はそんなとこにいませんよ？」
渋『そうやんなぁ？気のせいか』
「はい。それでは、失礼します」
今度はこの人にバレないようにするのか。
扉を閉める直前、
渋『ま、過去のことはケチつけんけど』
って、なんだバレてんのかって。笑
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 834人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神山安葉 - 最初だけ読んでて見ないうちに終わってたんで最終回だけ見たけど、やっぱ安田とくっつくんですね( *´艸｀) (2018年9月15日 9時) (
レス) id: 815f9208e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - クララさん» コメントありがとうございます！更新滞りがちですが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年8月5日 7時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
クララ - 続きが気になります〜♪ (2018年8月1日 15時) (レス) id: d58e788cbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年7月23日 21時
