深夜のお誘い ページ6
錦戸さんと別れ、
駅のホームでほぅ、と息をついた。
今夜は少し肌寒い。
ブルッと身震いをして、鞄から携帯を取り出そうとすると、
ﾋﾟｺﾝ
誰かからメッセージ。
確認すると、
.
.
ただよし今から会える?
忠義から。
今朝別れたばっかじゃん、なんて思いながら
Aいいよ、どこで?
ただよし家行ってもええ?
.
.
「いいよ、っと」
そう返事をして、
見逃そうと思ってた電車に慌てて飛び乗った。
.
.
.
.
.
.
.
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
こんな時間の訪問者なんて彼しかいない。
インターホンには出ずに、扉を開けると
ｶﾞﾝｯ
外から扉を押さえて、
前髪がかかって目元の見えない人が入って来る。
「忠義…」
それを忠義と認識したと同時に、
腕を引かれ、ドアに押さえつけられる。
ちょっと腕が痛い。
「急にな…、んっ…、！」
貪るようなキスが、私の言葉を遮った。
突然のことで対応しきれず、
無くなりそうな酸素を取り入れようと口を開けると、まんまと捕まる。
一向に止まないキスに、
限界を感じた私は、必死に手足をバタつかせた。
.
.
倉『はぁ、っ……』
「…はぁ、…はぁ、」
ようやく解放され、
乱れる息を整えながら彼を睨んだ。
「なに、よ急に…！」
でも彼は虚ろな目で私を見つめるだけ。
…あいつ、忠義に何したのよ。
「…とりあえず上がって」
彼の冷たい手を引いて、中に入った。
.
.
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いちごみるく(プロフ) - りちゅ汰さん» 作品を読んで下さって、本当にありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいですっ。続編出来ましたので、またよろしくお願いします。 (2018年4月26日 17時) (
レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - Gなさん» いえいえ、こちらこそです。 (2018年4月26日 17時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
りちゅ汰(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいましたヽ(・∀・)ノ 続編お待ちしてます(-∀-｀ﾆｶｯ (2018年4月26日 2時) (レス) id: 6f1629149b (このIDを非表示/違反報告)
Gな(プロフ) - ありがとうございます。 (2018年4月16日 21時) (レス) id: a5ab956501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年4月11日 12時
