黒いもの ページ28
すばるに相談してから1週間。
この前まで感じてた違和感はなくなった。
誰かに見張られてるような。
すばるが裏で何かしてくれたのかな？
なんて。
そんなの今のこの状況に比べたらどうでもいい。
.
.
雪『A大人っぽくなったね！ね、忠義』
倉『うん。まぁ俺1回しか会ったことないけど、笑』
「ありがとう」
小さな喫茶店に、
私と、対面する様に座る雪奈と忠義。
何だこれ。
事の発端は、私が先に居たここに、
たまたま2人が来たこと。
雪奈は私を見るなり駆け寄ってくるし、
一方の忠義は顔引き攣ってるし。
普通考えたら、これただの修羅場だよ？笑
彼氏とトモダチと、そのトモダチの浮気相手と。
ドラマでもないよ。
雪『相席していい？』
「もちろん？(ﾆｺ」
…特に断る理由ないし。
一瞬忠義に睨まれた気も、しないでもないけど。
.
.
.
.
雪『そう言えばちゃんと紹介してなかったよね？
彼氏の忠義っ(ﾆｺｯ』
倉『こんばんは(ﾆｺ』
「こんばんは(ﾆｺ」
きもちわる。
3人中2人が愛想笑いとか。
雪『Aとは、こっちに引っ越して来た時からの仲で、親友なの』
ピクッと私の眉が上がった。
“忘れてる”とは言え、よくもそんなこと言えるね。
「…お互い引っ越して来て、不安やったから。すぐ打ち解けたよね」
雪『何か不思議とAといると地元思い出すの』
倉『仲良いんやな？』
雪『うんっ』
私はあの時と違う、強くなったの。
貴方とは違う。
「2人は何でここに？デート」
倉『最近全然出来てなかったから』
雪『ほんとは個室のレストランが良かったけど笑』
ピキッと私の何かにヒビが入った。
そこから溢れでる黒いもの。
雪奈、貴方ちゃんと忠義の顔見てる？
あんた何かより、私の方が理解してる。あんたより。
この感情はなに？すごく不愉快。
自分が歪んでいく気がする、頭が痛い、
誰か…
『Aちゃん！』
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いちごみるく(プロフ) - りちゅ汰さん» 作品を読んで下さって、本当にありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいですっ。続編出来ましたので、またよろしくお願いします。 (2018年4月26日 17時) (
レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - Gなさん» いえいえ、こちらこそです。 (2018年4月26日 17時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
りちゅ汰(プロフ) - とても面白くて一気に読んでしまいましたヽ(・∀・)ノ 続編お待ちしてます(-∀-｀ﾆｶｯ (2018年4月26日 2時) (レス) id: 6f1629149b (このIDを非表示/違反報告)
Gな(プロフ) - ありがとうございます。 (2018年4月16日 21時) (レス) id: a5ab956501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年4月11日 12時
