最終話 ページ35
ﾁﾁﾁﾁ...
「ん、」
朝か。
ゆっくり目を開けると、目の前が真っ暗。
.
.
.
.
.
「！？」
え、なんで目開けたのに真っ暗なの!?
パッと顔を上げると、
「あ、」
気持ち良さそうに寝息を立てて寝る安田くん。
そっか、一緒に寝たんだっけ？
不思議だなぁ、すごい落ち着く。
元カレと全然違う。
…私実はあの人のこと、好きじゃなかったのかな？笑
安『なに笑っとるん？』
「え！」
安『おはよ(ﾆｺｯ』
気づいたら安田くんが起きてて、微笑んでた。
「おは...、よ」
安『Aさん顔幼い、可愛い…』
「わぁっ、」
ギュッと抱きしめられた。
少し苦しいのに、でも心地いい。
安『はぁ、俺あんなけ不眠症に悩んどったのに、ぐっすりやもんなぁ…。
Aさんのお陰やぁ(ﾆｺｯ』
そう言って、私にとびっきりの笑顔を向ける。
ﾊﾞｻｯ
安『えっ、Aさん？笑』
安田くんに背を向けて、布団を頭まで被った。
安『Aさーん、おーい』
つんつん、なんて言いながら布団を突く。
……可愛い。
昨日は昨日。やっぱりちょっと不安。
こんな可愛い子に私がつりあうのだろうか。
安『Aさん』
「ん？んっ…」
.
.
.
.
.
.
さっきまでと違う声色に、思わず振り返ると
いつか見たような色っぽい目に獲られられる。
昨日、ほんとは一瞬そういう雰囲気になったけど、
私が寸前で止めた。自信がなかったから。
でもなんでかな？
今は、彼に任せてみたい。
優しく手で頬を包まれ、安田くんの顔が近づく。
それに合わせて、私もゆっくり目を閉じた。
その瞬間に広がる、私の知らない世界。
…こんなキス知らない。。
.
.
しばらくして唇が離れた。
ポーッとする私を見て、やんやり微笑む安田くん。
天使。
でも、
安『平気なフリしましたけど、昨日断られて結構傷ついたんですよ？
これくらい良いですよね？だって…』
.
.
.
.
.
.
.
“満足して頂けたみたいなんで”
なんて、片方の口角を上げ
耳元で囁く彼は、まさしく女顔負けの小悪魔。
その罠にハマった私は...＿＿＿＿＿＿。
.
.
.
END.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 722人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごみるく(プロフ) - 春歌さん» 急に消しちゃってご迷惑おかけしました、申し訳ないです…。そのぶんこちらを頑張りますので、またよろしくお願いします！！ (2018年2月18日 10時) (
レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - えぬさん» 安田くんのアタックが止まりませぬ…！ありがとうございます、頑張ります！！ (2018年2月18日 10時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
春歌 - 好きになってが急に消えてちょっと悲しかったけどこれの章ちゃん好きになってなみにやばめです！これからもみてます！ (2018年2月17日 23時) (レス) id: 99256091e7 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - 安田くんたまんないです...！更新楽しみにしてます！ (2018年2月17日 0時) (レス) id: a7869177fb (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - ハチミツレモンさん» いえいえ！私もだいぶ見切り発車したので、まだ先のこと詳しくは決めれてないんです…。展開によっては出てきてもおかしくないです！頑張りますねっ (2018年2月9日 15時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年2月4日 15時
