経緯 ページ37
「えっ…、と」
渋『大丈夫やで？ヤスには言わんから、お前がバラしたって。弱み握るつもりもないし』
「……そう、です。ほんまに付き合っとるわけじゃないです」
渋『やろうな？笑』
「なんで分かったんですか」
渋『何となく。そんな気がしただけ』
「……」
渋『あいつがこんな面倒いことするってことは、お前を相当気に入ったか、お前が相当あいつを怒らしたか』
「後者だと思います、」
渋『何してん笑 あいつ滅多に怒らんで』
「話せば長くなるんですけど、嘘告したんです」
渋『嘘告？まだそんなんあるんや。でもそれであいつそんな怒るかな』
「おまけに変身用の眼鏡壊しちゃって」
渋『変身？なんやあいつ変身すんの』
「学校ではあの人、陰キャやったんです」
.
.
.
渋『ぷっ…、あはははっ笑
お前おもろいな？よぉそんな冗談思いつくわ』
「ほんまです！あの人、渋谷さん達と会う時はチャラいけど学校では空気やったんです、まじで！」
渋『は？ほんまにゆーてんの』
「こんな嘘つきません」
渋『じゃああいつ、俺らと会う時無理してんの』
「それは分かりません。でも前は普段からチャラかった的なこと言ってたと思います」
渋『ふーん、まぁそれはヤスに直接聞くわ。それで？いつまで続けるん、その関係』
「1ヶ月限定って言われてるんです」
渋『その間に好きんなったりして』
「それはないですよ、笑
もし仮にあったとしても章大は私のこと嫌いなので」
渋『…そんなもんかね』
「そんなもんです。
あっ、私家こっちなので」
渋『ん。分かった』
「それでは…」
渋『あ、せや。さっきの奴』
「さっきの？」
渋『友達？』
「あー…、まだ友達ではないです。それがなにか？」
.
.
.
.
渋『あいつと、あんま関わらん方がええと思うで』
「えっ？」
渋『じゃあな』
.
.
そう言って渋谷さんはイヤホンをつけて、
歩いて行った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 843人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごみるく(プロフ) - ナナさん» それは全話でそうなりますか？ (2018年1月27日 8時) (
レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 夏帆っていう名前になってます（泣） (2018年1月26日 23時) (レス) id: 2c2cd43fa2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - 章ちゃん すきさん» ギスギスした三角関係…。どちらに転んでもおかしくありません、。すばるくんは…、どうでしょう？？頑張って続き更新します！ (2018年1月1日 22時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
章ちゃん すき - すばる意外と恋のキューピット？ (2018年1月1日 21時) (レス) id: 822a6284c9 (このIDを非表示/違反報告)
章ちゃん すき - 個人的には、章ちゃんに…。 (2018年1月1日 21時) (レス) id: 822a6284c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちごミルク
| 作成日時：2017年12月18日 21時
