なんでってお前が嫌いやから (青)

ばったり ページ35

先『じゃあ吉岡よろしく』






「はーい」





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ある日の放課後、私はまた日直をしてる。


なんでかって言うと、今日沙絵が休みで代わりに。






安田は帰った。



いくらカレカノとは言え、毎日一緒には帰らんやん？







「特に、なしっと」




前回より進歩したところは、自分の心情じゃなくて
授業内容を書いたこと。




前は『眠かった』やからね!?







よーし、帰るか！








ってだめだめ。



陽向の誕生日近いから何か買おって。






あー、男の人って何貰ったら喜ぶんだ？




分かんないなー…、。



とりあえず歩きながら考えよっか？







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鞄と日誌を持って、教室を出ると






ﾄﾞﾝｯ






ﾊﾞｻﾊﾞｻｯ







「うわ、」







『いたた…』








「ごめん…、あ」






謝ろうと、ぶつかった相手を見ると







谷『こっちこそごめんね！』






大倉の元カノ。








「ごめんね、谷口さん。怪我ない？」







谷『ううんううん！大丈夫！』








「そう？なら良かった…、でもないか笑」







私達の周りには散乱したノートの数々。




職員室に行く最中やったんかな？







谷『ごめんね…』








「手伝うよ、持ってくの。職員室まで？」







谷『そう、やけど…。でも悪いし…』








「いいよ、私も職員室行くとこやし。お詫びに笑」








谷『ありがとう』








「いえいえ」






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谷『ありがとう、手伝ってもらって』







「ううん、全然」







谷『吉岡さんって優しいんだね』







「え？」







谷『あっ、いや悪い意味じゃなくて！その…、吉岡さんって割と派手なグループの人やから、』








「あー、なるほどね？笑 人助けくらいするよ」








谷『そうなんだ…。』







職員室まで日誌とノートを持って行って、


2人で校門を出た。








「じゃあ私こっちやから…」







谷『吉岡さん！』








「うん？」








『あ、ヤスの彼女』








「え？」







その言葉に振り返ると、






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渋『やろ？』








「げっ…、渋谷、すばる………」







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あの日同様、強面イヤホンマスク威圧さんがいた。








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