紅葉が23枚 ページ25
NOside
雷門に一点が入った瞬間に紅月の背後で円堂は倒れ、試合は終了した。
秋｢円堂君！｣
マネージャー達は慌ててベンチから駆けて来た。
秋｢大丈夫！？円堂君！！｣
秋が呼びかけるも円堂は目を瞑って返事をしない。
雷門イレブンの後ろではエイリア学園が光を放って消えていった。
瞳子は眉間に皺を寄せ、それを見ていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
塔子｢ごめんよ皆･･･私が一緒に戦おうなんて言わなきゃ、こんな事にはならなかったんだ！｣
風丸｢塔子のせいじゃない･･･俺達の、力が無かったんだ･･･｣
雷門イレブンは奈良鹿公園に戻って来ていた。
風丸｢円堂、大丈夫かな･･･｣
土門｢かなりシュートくらってたからな｣
先程の試合で倒れた円堂はキャラバンの中で処置を受けている。
染岡｢納得いかないぜ･･･何なんだよ、今日の監督のあの作戦は！ディフェンスをあんな所まで上げるなんて！！どうぞ点取って下さいって言ってるようなもんじゃないか！！｣
染岡は傍に立っていた木を殴り、怒りをあらわにしていた。
染岡｢せっかく鬼道が奴らの攻撃パターン見抜いたのによ！｣
目金｢結果は32対1で完敗･･･紅月さんが一点は取れたものの、一回目の時より酷い負け方ですからね･･･｣
壁山｢SPフィクサーズの時は、すごい監督だと思ったのに！｣
それぞれが不満の声を漏らす。
染岡｢理事長に連絡して、監督を変えてもらう！｣
鬼道｢待て染岡｣
歩き出した染岡を鬼道が止めた。
染岡｢何だよ鬼道･･･まさかお前、あの監督の肩持つんじゃないだろうな！あんな訳わかんない奴の！！｣
鬼道｢そういう訳じゃない･･･ただ、結論を出すのは、監督の考えを知ってからでも遅くはない｣
風丸｢考え？｣
豪炎寺｢！｣
染岡｢何だよ、考えって･･･｣
木に寄りかかっていた豪炎寺も鬼道の言葉に反応した。
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作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
