紅葉が1枚 ページ3
キャラバンが出発してから奈良鹿公園に行く前の話です。
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円堂side
俺達は、エイリア学園を倒すためにイナズマキャラバンに乗って出発した。
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理事長｢何としても欠けたイレブンを集め、地上最強のサッカーチームを作らねばならんのだ！！｣
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理事長の言葉を思い出す。
今は、隣町の
その学校に通う｢紅月優羽｣って奴を仲間にする為だ。
理事長や響木監督の話によると、そいつは｢紅の精霊｣と呼ばれていて、フットボールフロンティアでも通用する程の実力を持っているらしい。
春奈｢あ、ありました！紅月優羽さんの情報！｣
パソコンで紅月優羽について調べていた音無が突然声を上げる。
円堂｢本当か！！｣
皆で音無の所に集まる。
春奈｢ほら！この人です｣
音無が見せてきたパソコンに映っていたのは、1人の少女だった。
黒髪で、ニコニコと微笑んでいる。
染岡｢本当にこいつで合ってるのか？あんまし強そうには見えねぇけど･･･｣
風丸｢確かにな･･･見るからに小柄そうだし･･･｣
春奈｢でも、紅月優羽って検索するとこの人しか出てこないんです｣
って事は、やっぱりこいつがその紅月って奴なんだな。
鬼道｢他に情報はないのか？｣
しばらく写真を見ていた鬼道が音無にそう聞いた。
春奈｢あとはポジションがMFである事と、背番号が10番であるという事しか･･･｣
秋｢映像記録とかは？｣
春奈｢それが、ないんです･･･あるのは先程言った事と写真くらいで･･････｣
皆でうぅ〜んと唸っていると夏未が口を開いた。
夏未｢でも、それ程の実力がありながらどうしてフットボールフロンティアで名を挙げなかったのかしら･･･｣
それに音無が答えた。
春奈｢実はこの紅月さん、フットボールフロンティアには参加していないそうですよ｣
円堂｢えぇ！それってどういう事だ？｣
フットボールフロンティアに参加していないって一体どうして･･･
春奈｢どうやら紅葉丘学園はサッカー部の人数が足りていないらしくて、参加したくても出来ないそうなんです･･･｣
一之瀬｢人数が足りてないって･･･｣
土門｢そんなチームに所属してる奴が本当に強いのか？｣
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作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
