紅葉が15枚 ページ17
NOside
円堂｢やったぜー！！！｣
雷門イレブンは勝利し歓喜に満ちていた。
塔子｢このチームなら･･･｣
塔子は彼らを見つめて呟く。
秋｢やったー！｣
春奈｢やったー！｣
夏未｢何とか勝ったわね･･･｣
秋と春奈は手をとって喜び合い、夏未はホッとした様子だ。
瞳子もどこか嬉しそうにしている。
塔子｢負けたよ･･･流石は日本一の雷門イレブンだ！｣
塔子は満面の笑みでそう言った。
円堂｢いや〜･･･え？今、なんて言った？｣
塔子｢私知ってたんだ･･･あんた達が、フットボールフロンティアで優勝したチームだって･･･｣
円堂｢何だって！？｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
円堂｢え！？総理大臣の娘！！？｣
塔子｢うん、ビックリした？｣
何と塔子は誘拐された総理大臣の実の娘だったのだ。
塔子｢私、宇宙人からパパを救い出したい･･･｣
塔子は真剣な顔で話し出した。
塔子｢だから･･･超強力な仲間が欲しいんだ！｣
円堂｢それで強引に俺達と試合を･･･｣
塔子｢ごめん、試したりして｣
円堂達の傍にあるテレビ画面の様子がどこかおかしいという事には、誰も気付いていない。
円堂｢いいさ！気にするなよ！｣
円堂の言葉を聞いた塔子は安心した顔になった。
塔子｢あんた達ならエイリア学園に勝てるかもしれない･･･私と一緒に、戦って欲しいんだ！パパを助ける為に！｣
円堂｢勿論さ！なぁ、みんな！｣
｢｢｢｢｢あぁ！！｣｣｣｣｣
イレブンは合意の意として声を上げた。
塔子｢ありがとう！｣
円堂は塔子に手を差し出した。
円堂｢俺、円堂守！よろしくな、財前･･･えっと〜･･････｣
塔子｢財前塔子･･･塔子って呼んでよ！｣
円堂｢んじゃ、よろしくな！塔子！｣
二人は笑顔で握手を交わした。
その時、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
レーゼ｢地球の民達よ･･･我々は宇宙からやって来た、エイリア学園なり･･･｣
先程から様子のおかしかったテレビにエイリア学園のレーゼが映っていた。
レーゼ｢お前達地球人に、我らが大いなる力を示す為、この地球に降り立った･･･｣
レーゼは更に言葉を続けた。
レーゼ｢我々は野蛮な行為は望まぬ･･･お前達の星にある、サッカーという1つの秩序の基において、逆らう意味が無い事を示してみせよう！｣
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作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
