最初で最後の復讐。

‘ タイトル ページ10

私はYGの本社ビルで楽曲の制作について討論していた。










「今回はどんなイメージで行く？やっぱり恋愛？」








『いやオッパ、私に恋愛が書けるとも？』






「そうだったねぇ〜はい決まり！じゃあ ‘ 怨み ’ で！」









この自分勝手に決めるおじさん、いやオッパは私と仲が良い。父の後輩で、私とも小さい頃から仲良くしてくれていた。そして、結構若いからオッパ呼び。











「でもびっくりしたよ〜いきなりAがココに来るなんて。ずっと勧誘して来たのに、あのクソ会社に止まるから…」









『はい、クソ会社言わない！怨み…前いたグループのことしかなくない？( 笑 )』









teddyオッパは良き理解者。私の考えなんて読まれてしまうほど。






彼からはYGで練習生やり直さないか？とずっとデビュー当時から勧誘されていた。










「アルバム名は決まったじゃん。百面相…どんな表情でもコロコロ変える。まさにAのBTS時代を物語ってる。これと融合するようなものがいいね。」










そう、百面相には深い理由がある。




私は時と場合によって、表情を使い分けて来たから。







私は、色々な意味を込めてこの名前にした。












楽しかった思い出だって合ったよ沢山。私はもっともっとみんなと一緒に色々なことをして記念していくと思っていたのに。








「いや…恋愛も一理ありかも…、お前さ、彼氏いたじゃん ‘ あそこで ’ 。」











『…そうだね。やっぱり恋愛にするかも…。』











「ん。無理しなくていいからな。」





立ち上がり、資料を取りに行くオッパを見送る。

















やっぱり、考えちゃうよ、言われたら。








その人とは練習生の時からの付き合いで、相手から告白して来た。デビューの日に。











嬉しくて、嬉しくて。私も大好きだったから。









あのことを言われ始めた時も最後まで庇ってくれた。だけど流されたんだよ。









もう愛情なんて冷めたはずなのに















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『…テヒョン、あなたは元気ですか…』

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