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33話 ページ38

私は座敷牢から出て、ある人の部屋に行く。

其の部屋についてから、ポケットから盗聴器を取り出す。

貴「聞いていてどうでした?治兄。」

バキッ!

言葉を発したあとに、盗聴器を壊す。

暫くした後、部屋のドアが開く。

太宰「何だ、バレてたんだ。」

貴「当たり前、僕は何時も気ぃ張ってるから。自分でないものの存在がよくわかるの。まあ、此処までよく突き止めたということで、もう1つの秘密を教えようか?」

治兄は、驚いた顔になった。

太宰「君には、何個秘密があるんだい?でも、教えてくれるなら。」

私は、口許に笑みを浮かべて。

貴「いいですよ。教えても、実は、僕……

呪われてるんですよ♪」

治兄は目を見開いた。

貴「嗚呼、でも、誰かに害が及ぶ呪いでもないですし、僕だけの呪いっていうか。何て云うのかな?」

私は首をかしげる。

太宰「悠乃、其れは異能かい?」

其の言葉を聞いて、静かに首を振る。

貴「さっき僕は、違う世界で生きて居たって云ってたよね。

そしてこの呪いは、其の世界の礎となるもので、人柱がいなくてはならない。

人柱に選ばれたのは、あらゆる分野で抜きん出たもの達が、選ばれた。

僕は、母のお腹の中で生まれたばかりの胎児だったけどね。

産まれたときから呪われた存在。両親はそんな僕でも、愛してくれました。両親だけではなく、

僕が、愛するもの達も。よくしてくれました。

この世界でも、僕の呪いは、進行中です。

まあ、私以外の者の呪いは解かれたのでいいんですが。」

太宰「……生きているときが、酷なときがあるかい?」

私は、治兄の顔をちらりとみやる。

貴「何で、本人より、落ち込んでるんですか。

優しすぎて、涙でそうです。」

何て云うと、治兄は少し笑って。

太宰「うふふ、本当だ、目がウルウルしている。しかも困った表情で。」

貴「笑うなんてひどいなぁーもう。

でも、治兄も、笑顔が一番ですね。」

「泣いている顔なんて、不細工だ。」と笑って告げる。

太宰「…………、其れは私が泣いてさえいなければ、男前ってことかい?!」

治兄は、驚いた顔で、云ってきた。
私は、不敵な笑みを浮かべているだろう笑顔で、

貴「さあ、どうでしょう。」

と、云って。背を向けて出ていった。

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餅つき狐(プロフ) - いえ、偽名ですので、変換は使ってません。使った方がいいでしょうか? (2016年5月12日 17時) (レス) id: 86e054f3a4 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音@天埜(プロフ) - 餅つき狐さん» 夢主の名前だと思われます〜、「葉野」っていう。僕も変換されないので...。「(名前)」って使ってますか? (2016年5月12日 3時) (レス) id: d2d8fde60b (このIDを非表示/違反報告)
餅つき狐(プロフ) - はい、書いておりませんが其れは覚えています! (2016年5月8日 14時) (レス) id: 86e054f3a4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 夢主は、骸達REBORN側の記憶は覚えてるんですよね? (2016年5月8日 10時) (レス) id: 3d0feee744 (このIDを非表示/違反報告)
餅つき狐(プロフ) - 暁月詠さん» すみません、どこが変換されませんでしたか? (2016年5月7日 20時) (レス) id: 86e054f3a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅つき狐 | 作成日時:2016年5月1日 17時

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