【文スト】ボンゴレから転生してきました【リボーン】

32話 ページ37

貴「ボスはね、普段は頼りなくて、ダメダメで意気地無しだけど。

仲間思いで、優しくて、とっても強かった。

それを固める仲間とも、皆強くて、大好きだった。

このままの日々が続いてほしいとまで思った。

でも、やっぱり続かなかった。

敵が来たんだ、それで戦って、でやっと勝ったと思った。

其処で多分注意力が散漫になったんだろうね。

ボスが狙われたんだ其で、消えちゃう夢を見た。

其の夢を見たとき思ったんだ。此れは現実になるって。

実際になった。

そしてボスが狙われた瞬間、僕はボスを庇うように立った。

でも運悪く致命傷を負ってね。どんなことをしても助からないって。

でも、それもなんとなく解ってた。

だから、大切な人たちに手紙を書いたんだ、でも、ボスだけには書けなかった。

色々思いでも作れてたんだけどね。何を伝えたらいいのか解らなかったんだ。

其で、思い付いたら書こうって思ってたんだけど。

真逆、ﾀﾋする間際だったとは思わなかった……

ううん、其も解ってた。

僕の家系には、超直感って云う奴があるんだけどね。其れは僕にも勿論備わってた。

何時もは、戦っているときに使ってるんだけどね。其のときは全て直感した。

だから、ボスに伝えたいことは、ﾀﾋする間際になってしまったんだ。

伝えたときは、ボスにバカッって云われたよ。泣きながらね

バカって何だって笑ったけどね。

其で、ずっと前に約束したことを思い出したんだ。

ずっと、一緒にいるって忘れてたけど。

だから最後に渾名で呼ばせてって云った。

ボスはね、何時でも呼んでいいからって、だから、ﾀﾋしないでって。

僕は呼んで、そのままﾀﾋした。

最後の言葉は、ごめんという謝罪。

心に残ったは、罪悪感。ただそれだけ。

そして、僕は生き返った。

扨、この話は此れでおしまい、どうだった？」

久ちゃんを見ると泣いていた。

貴「えっ？やっぱり、厭だった？こんな生々しい話をしてごめん。」
夢野「そうじゃないよ。お姉さんが凄い人生送ってきて、話したくなんか無いだろうに、僕なんかに話してくれて。」

貴「んー。でも、今大変なのは久ちゃんだもん。今、僕は久ちゃんよりは、幸せなんだと思うから。だから大丈夫。」

格子の間を通して顔を上げさせる。

貴「ほら、笑って。笑顔が一番の薬って知ってる？久ちゃん。僕は久ちゃんの笑顔が見たいなぁー。」

すると、久ちゃんは、笑った。

貴「うん！いい笑顔！」
そして二人で笑いあった日だった。

33話→←31話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す