ブルースター (ページ3)

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お風呂上がり

彼女の提案により
ソファで髪の乾かし合い

『広臣』

今は彼の髪を彼女が乾かしている

「なに？」

『広臣を頂戴』

は？
思わず彼から漏れた声

「何いってんの
意味わかってる？」

彼女はいつも突拍子もない事を言う

『分かっているわよ』

『私を、喰べてよ』

はぁ
溜息を一つ漏らし
そっと彼女に口付けた彼

ﾁｭｯ

「、ん、、」

ﾁｭｯ

ﾁｭﾊﾟｯ

ﾁｭｯ

『広臣だけにして

身体も

心も

広臣しか考えれないようにして』

そう言った彼女は

あの時の様な

悲しげな瞳で

彼を見つめた

「、、A、」

そんな彼女は
やはり見蕩れてしまうほど美しい

まるで遠い存在かのようにも感じられた

そんな

彼女が

ここに

目の前に

居ることを実感したい

悲しげな瞳を

どうにかしたい

彼女を

独り占めしたい

ただただ

そう思いながら

彼は

彼女を

抱いた