過去の夢 ページ28
『ひぃ…はぁ…はぁげふぉっ……ひぃ…』
小さく悲鳴を上げてるのか、息を吐いているのか良く分からない声をAは漏らしていた。
膝を折り、べちゃっと潰れてしまわないギリギリで四つん這い状態を何とか保ちつつ、今に死にそうなほど乱れた息を整える。
(くそ…！手合わせなんか挑むんじゃなかった！
アイツ目がマジだったよ！)
惨敗したAの息が整うのを待たず、前方にいる平然としたダークリンクに言葉を投げ掛けられた
『…随分と弱いな、お前』
ダークリンクは輪郭の見えない剣を鞘に収めながらAを見下ろす
『はあぁ…だ…ダークリンク、さま…』
『…ハッ、雑魚が。』
…おお！清々しい程(狂気に満ちた)笑顔だなぁこのお方！
『Aを殺す気ですか…！！Aを水に還す気なんですか！この殺人鬼！』
『お前が挑んどいて何言ってんだ。たかが戦いの練習だろうに……それに一応はお前も俺の仲間だ、加減くらい知っている。』
『なかま？』
『…追、目下の。』
水の流れのようにゆっくりと、何度も繰り返し繰り返し切り替わる世界。
これは記憶だ。
ああ、幸せ。
…幸せ？どうしてだ？
それはそういう感情だからだ。
どうしてその感情を感じたの？
…ただ平和だったからでしょ。
それが幸せなんだ……なのにどうしてだろう。
どうしてダークさんの顔が真っ黒に塗りつぶすのか。
何よりも黒く、不自然に墨で塗ったように。
何故Aまで塗りつぶすのか。
そしてあなたは一体誰なの。諦めたような声色の…
＿＿…リィ！
…ギィ！ ギュイィ！
「ギュリュイ！！」
「っ？！」
ななな何だ？！今度こそお迎えか？！
突然耳元で響いた鳴き声により一気に夢の中から現実へ引き戻された。
「あっ……寝てたか…」
別に居眠りするつもりも無かったし、寝ないでおこうとも考えていなかったが………さっきの夢は、最後こそ不思議な終わり方をしたものの何とも懐かしい夢だった
起きてしまった事で続きを見ることは叶わなかったが、いずれにせよ眠りを妨げられたもので、自分を起こした者すら気にせず再び瞼を閉じると案の定Aの足元を物言いたげに這い寄ってきては眠るなと訴える
何だあ？と少し不機嫌に寝転んだまま上半身を起こして足元を見ると、それは見慣れた青いシルエット
………あれ？でもこの子は…
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痛い人 - すごく面白い！(*・∀・*)ノ続きめちゃくちゃ楽しみにしてます！σ(*´∀｀*)ダークリンクかっこええ♪かなり好みな小説です！(*/□＼*)チラチラ見に来ます！！ (2015年10月3日 21時) (
レス) id: 7f5409c857 (このIDを非表示/違反報告)
分配法則 - いえいえ。あ、オリジナルフラグがついていますよ！外しておかないと、叩かれるそうです！ (2015年9月10日 22時) (レス) id: 4200f29251 (このIDを非表示/違反報告)
スカァレット(プロフ) - 分配法則さん» ダーク戦、楽しいですよね！（繰り返すかは別として…）コメントありがとうございます！ (2015年9月6日 22時) (レス) id: 693c6fe782 (このIDを非表示/違反報告)
分配法則 - アラ？ダークリンク戦が楽しいなんて私と同じじゃないですかー！楽しみにしてますよー！ (2015年9月6日 22時) (レス) id: 4200f29251 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ScArlet | 作成日時：2015年9月1日 14時
