6話 ページ7
私は思いっきりボールを投げた
ボールを投げた手から、ザックが大嫌いな炎が現れる
その炎は風と一緒にボールを乗せて、すぐ見えなくなる程遠く、速く飛んで行った
でも手から出たその炎は収まらず、私の周りを囲み、蝕んだ
皆からの心配の声も、聞こえなかった
骨が折れた音だけが、鮮明に残る
私はよろけて、円の中で崩れるように倒れた
幸い、近くに居た相澤先生は瞬時に避け、その他には近くに誰も居なかった為皆の怪我は無かった
ザックは投げた瞬間に私の体から拒絶反応が出て、吹き飛ばされたみたい
『ご、ごめ、ザック....吹き飛ばして』
ザック「俺のこたァどーでもいい！それよりA大丈夫か？！
俺は火に近づけねぇんだよ！」
相澤先生は私の力が抑えきれていないのを悟り、個性を使った
ザックは一瞬消え、相澤先生が解除すると再び現れた
ザックは私の方へ駆け寄り、抱きしめてくれる
ダニーからの治療は受けていないのに、こんなにも痛みが和らぐのは、きっと抱きしめてくれているのがザックだからかもしれない
ﾋﾟﾋﾟｯ
忘れていた頃に、相澤先生の持っていた端末から音が鳴った
相澤「！ 記録＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿9810m」
皆が唖然とした
かくいう私もそうだ
そして、会話を聞いていたのか、体の中に居たみんなが出てきた
ダニー「聞こえてた、こんなに投げたんだから倒れるのもおかしくないよ...」
グレイ「これまた派手にやったね、A」
キャシー「10km近くも投げるなんてほんっと馬鹿ね。Aの細い腕で耐えられるわけないじゃない！腕の骨、見せなさい。ダニーに見てもらうから」
ダニー「僕任せなんだね....？！」
エディ「A大丈夫！？嗚呼、ザック、僕のAになんてことを！！」
ザック「いつ！こいつが！！お前の物になったんだ！！！」
レイ「Aは"私のモノ"だよ？」
ザック「ちっげーよ俺んだ！！」
いつものような会話、
これもこれで、皆らしい
相澤「Aは治癒能力を持ってる奴が居たな、そいつに応急処置をしてもらったらすぐにばーさんのところで安静にしとけ、今日はもう早退していい」
ダニー「やっぱり僕任せなんだね...！？」
無事に、では無いけど終わった個性把握テスト
皆が皆、自己最高記録を出した
そんな中、私を恨む男が＿＿＿＿＿1人。
ラッキーキャラクター
麗日お茶子
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宇佐見(プロフ) - 作者の宇佐見です。喜んで頂けてなによりです！遅くはなると思いますが、是非気長にお待ち下さい。 (2021年9月6日 1時) (
レス) id: 3228aab75d (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 読んでいてとても楽しかったです!!更新頑張ってください(*‘ω‘ *) (2021年9月5日 15時) (レス) id: dc0e15f974 (このIDを非表示/違反報告)
紫霊 - ありがとうございます！！！滅茶苦茶嬉しいです！！！楽しみに待ってます|*･ω･)ﾉ (2021年8月30日 18時) (レス) id: 84d5eb71dc (このIDを非表示/違反報告)
宇佐見(プロフ) - 紫霊さん» 作者の宇佐見です。コラボ作品ということであまり伸びないと思っていましたが、待っていてくれてとてもありがたいです。作者は気分で描いているので少し遅くはなると思いますが、待ってくれる方が居るのであれば必ず完結させたいと思いますので、もう暫くお待ち下さい。 (2021年8月29日 2時) (レス) id: 3228aab75d (このIDを非表示/違反報告)
紫霊 - 一気に読みました!とても素敵なお話ですね。ですが、更新停止中になっていますが、もう更新はしないのでしょうか?とても素敵なので、このお話には完結してほしいです。私欲失礼しました (2021年8月28日 11時) (レス) id: 84d5eb71dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宇佐見 | 作成日時：2021年6月4日 22時
