紫色の栞 ページ14
ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ
おや？いやっしゃいませ
【記憶店】へようこそ
栞は持っていらっしゃいますか？
ふむふむ、綺麗な紫色の栞ですね
栞に合う本は…っと
こちらの記憶本なんていかがですか？
本の題名は｢ご主人様との出会い｣
おや、気に入れましたか
では、ごゆっくり……
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俺は両親共々獣人だ
だから俺も獣人
学校では化け猫扱いで
友達も怖がられてとてもじゃないけど出来ない
逆に化け猫を成敗する俺かっこよくね！！
なんて考えるバカもいていつも
殴られ、蹴られる
毎日俺に似た先輩が助けてくれる
ただ1人その人だけは友達と言えるだろう
だが、今日は違った
いつも来てくれる先輩が来ないのだ
「コイツ、気持ち悪いなぁ」
「獣人は人間の学校に来んな！！」
ﾄﾞｶｯﾎﾞｷｯ
あ…骨が
｢キャハハ！ 骨折っちゃっダメでしょ！ww｣
「いいんだよコイツは、お父さんが獣人は直ぐに治るから大丈夫って言っとたで！」
先輩…来て下さい…
このままじゃ俺、
「あっ、言っとくけどなぁ
いつも助けに来る狼野郎は先に始末したで
だから今はお前を助けるものなんてどこにもおらんのや！！」
は？…
うそ、だろ？
syp「た、助けて…」
すると突然、ガサッと茂みを掻き分け
1人の女性が来た。
『貴方達…何をやっているの！ 』
｢「「「「うわぁぁ」」」」｣
そう言いいじめっ子達は逃げていった
『大丈夫？ 君』
女性は俺に手を差し出す
その手を握りたいが骨が折れており
掴めない
頑張って掴もうとする
『あっ、無理にしなくて大丈夫です』
すっと手をしまう女性
『お家はどこですか？
そこまでつれていきますよ』
家なんてない
そうとは言えず唇を噛む
『それでは両親は？ 』
両親もいない
俺達がこの街に来ると同時に
狩人に銃殺された。
俺が黙りこくっていると魔女は
難しげに顔を顰めた
『困りましたね…家もない両親も居ないとなりますと…』
え？俺口に出てたっけ？
『
私がいっぱう的に心を読んですだけですよ』
貴方は一体…
『私は大賢者A、海の魔女です』
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匿名A - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年4月18日 5時) (
レス) @page42 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
りーいか - もの凄く面白いです続き楽しみにしてます、これからも頑張ってください (2020年10月7日 20時) (レス) id: 5ed0e12fec (このIDを非表示/違反報告)
綺華@Project KZ(プロフ) - はったりさん» ありがとうございます！！更新できるよう頑張ります！！ (2019年9月29日 16時) (レス) id: 318553ad5e (このIDを非表示/違反報告)
はったり - もっと見たいです (2019年9月28日 15時) (レス) id: 41ac5a4538 (このIDを非表示/違反報告)
綺華@Project KZ(プロフ) - 狂蜜柑さん» あ、あ、ありがとうございます！！最近学校事で忙しくて…応援して下さりありがとうございます！！更新頑張ります！ (2019年9月11日 16時) (レス) id: 318553ad5e (このIDを非表示/違反報告)
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