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涼太「A？ちょっとあっち行こ」
りょーたくんの声が遠くに聞こえたあと抱き抱えられた。
行き着いたのは誰もいないロケバス。
「はっ…はひゅ…こわ…ぃ…こわいっ…」
涼太「A？俺の声聞こえる？ゆーっくり吸って？吐いて…」
りょーたくんがさすってくれるリズムに合わせて乱れた呼吸を整えようとした。
涼太「…そ、上手。」
「はぁ………はぁ………」
涼太「大丈夫？」
「ごめ…なさ…」
涼太「落ち着いた？」
喋れるまでに回復したのに後ろめたさもあって、ただ首を縦に振った
戻ろうか…と話していたらガラッとロケバスのドアが開いた。
蓮「Aっ！！」
蓮くんを筆頭にみんながこちらに走ってきて
心配そうな顔をして私をみてくる。
ラウ「Aちゃん大丈夫？」
辰哉「過呼吸なるまでだったなんて気づかなくて…ごめ」
「謝らないで…？」
涼太「ロケは？終わった？」
亮平「Aと舘さんはちょっと別の仕事で抜けたことにして終わらせたよ」
康二「編集で不自然なとこないようにしてくれる言うとった！」
大介「だから心配しなくていいよ」
照「で…」
翔太「無理なのに入った理由教えてくんね？」
「…あのね」
みんなに話した。
本当は入る前に大丈夫か聞かれて無理だって答えたかったけど、そんなことしたらまた叩かれるのが怖くて、
ただでさえ、
「女ひとりだけでチヤホヤされてる」
「甘やかされすぎ」
アンチだけじゃなくてかかわってくださるスタッフの方が話してるところも聞いた。みんな面と向かって言ってこないだけ。
「だから、言えなかった」
辰哉「…A」
「ホラー映画が大丈夫だし好きなのはほんと。でもお化け屋敷は別…」
照「…また守れなかったな」
「違っ！！そうじゃない！！」
こうなると思った。私になにかあるとみんなは自分達を責める。
みんなは何も悪くないのに。
蓮「…でもこれでも話すようになった方です」
大介「どゆこと？」
蓮「snowmanになる前も1人で抱え込んで、俺とかAが他に仲良い人が聞いても全部大丈夫しか言わなくて、周りに頼れないんですよ、Aは。」
蓮「でも、話すようになった。みんなに聞かれてからだけどちゃんと話すようになったんです。」
翔太「俺ら少しは力になれてるってこと？」
「少しなんかじゃない！！」
蓮くんの言う通りだ。
今までは全部大丈夫を貫いてきたけど、今は違う。
なんでも話すって決めたから。
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na_chu(プロフ) - はーたんさん» コメントありがとうございます。そのように言って頂けて嬉しいです！！ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (2023年3月14日 21時) (
レス) id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
はーたん(プロフ) - 初めてコメントします❕ 主さんのお話めちゃくちゃおもしろいです❕ なので自信もってください❕ (2023年3月14日 21時) (レス) @page21 id: 9fb08c3f09 (このIDを非表示/違反報告)
na_chu(プロフ) - takkimakkiさん» コメントありがとうございます！色々作者の中では浮かんでいるのですが、亀更新すぎて申し訳ないです。時系列ぐちゃぐちゃになるかとおもいますが、、これからもよろしくお願い致します！ (2023年1月15日 15時) (レス) id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
takkimakki(プロフ) - すごく面白く、これから色々なことが分かっていくのかな？と期待しかないです。お身体に気をつけてくださいね。応援しています。 (2023年1月15日 2時) (レス) @page24 id: ff744b84c3 (このIDを非表示/違反報告)
na_chu(プロフ) - シュガーリップさん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいかぎりです！是非これからもよろしくお願いします！ (2023年1月2日 12時) (レス) id: 655d574789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：na_chu
| 作成日時：2022年12月11日 22時
