8話 ページ9
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生徒会長は目を丸くした
学「...ほう?お前も所詮は不良品に過ぎないということか。」
『....不良品だからってナメていると、足元すくわれますよ?』
私は見下ろしてくるその人を、精一杯睨んでやった
今のところボロは出ていない。この調子でなんとか交わせば乗り切れる
『私を邪魔する人は、誰一人と容赦はしません。
無論。クラスメイトでも、先生でも、...
______貴方でも。』
私はニヤリと笑う
学「やはり見込み通り面白いな...榊原A。」
なんなんだこの人、
堀北鈴音とは違う、もっと掴みどころがない
せっかく威圧をかけたのに、逆効果だったらしい
『へぇ、それは良かったです。あと近づかないでください。レディーに失礼ですよ』
生徒会長は鼻で笑い、こう言った
学「...気に入った
精々、底辺クラスで足掻いて見せろ。」
嗚呼、なんて世界一嬉しくない報告だ。
早く...早く清隆に会いたい。
私は少し腹を立てながらもセルフレジへ向かった
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『(あ〜やばい、めっちゃ遅れちゃった。
セルフレジも混んでるとかなんなのこのスーパー)』
私は全速力で寮へ向かって走った
もう着いてるかな、清隆。
食堂で清隆から渡された合鍵を大切に持ちながら、そんなことを考えていた
でもその裏で、スーパーで見せられたあの見下したような目が頭にこびりついて離れなかった
早く、着かないと
早く、
早く、
早く、
早く___
.
.
「______偶然見ただけだ」
少し遠くから、声が聞こえた。
これは、
___清隆だ。
間違いない。間違えるはずない。
私はふわふわとした頭で、声がする方向へ向かった
.
.
でも、それがいけなかったのかもしれない
『きよた...か』
ドサッ...
落としたレジ袋から、バキャっと卵が割れる音がする
私の心にも、多分ヒビが入っただろう
『...と、櫛田さん...?』
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綾小路清隆推し同担拒否 - いやよすぎますねっ!ガチで胸きゅんしました、、最高すぎます!ありがとうございます!!胸きゅんしすぎてやばいです。マジで途中のお泊まりする時のあの言葉好きです、、口にすると我慢出来なくなりそうだったからと、、もうヤバすぎですイケメンナチュラルすぎる。 (8月15日 12時) (レス) @page18 id: e7a53d0fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ - うっ胸キュン最高です……!ありがとうございます! (2022年12月3日 0時) (レス) @page18 id: 27a6582a0d (このIDを非表示/違反報告)
宇佐見(プロフ) - 椛さん» コメント・ご指摘ありがとうございます!!今さっき変更致しました。気に入っていただけて何よりです。 (2022年10月29日 18時) (レス) id: 3228aab75d (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - こんにちは。素敵な作品ありがとうございます。7話の名前変換できていない部分があるので確認お願いします (2022年10月29日 18時) (レス) @page8 id: 80df51df0f (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 最高です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年10月29日 12時) (レス) @page18 id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宇佐見 | 作成日時:2021年9月23日 9時