12話 ページ13
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『(えぇえぇえええええ!??!?)』
誰の腕だ..?自分の腕...?!?
いやそんなわけあるはずが無い
これは間違いなく、....清隆だ
後ろからほのかに香る優しい柔軟剤
耳のすぐ後ろから聞こえる吐息
いい感じにガッチリとした長い腕
それらの全てが私の鼓動をさらに速くする
清隆「やっと落ち着いたか」
『...きょ、強硬手段すぎやしませんかね..』
清隆「お前が俺の話聞かないからだろ...」
私は清隆の腕の中でぷすぷすと赤くなりながら静止した
清隆「まあとりあえず座れ」
私は再度ベッドに座らされる
清隆も床ではなく、私の隣へ座る形となった
お互いに向き直り、顔を見て話すことに少し緊張してしまう
すると、清隆が先に口を開いた
清隆「______俺が言いたいのは、だな...
....信じてほしいってことだ。
いついかなる時でも、俺を信じていて欲しい。俺は絶対にお前を裏切らないから。
俺だけは、絶対にお前の味方だ。
俺の1番大切な人で、ずっと一緒に居たい人は間違いなくお前なんだから。
だから........これで、仲直りな。」
その瞬間、私の額に柔らかいものが触れた
すぐ離れてしまったけど、感覚はバッチリと残っていて、
大切なものを取り扱うかのような、触れるだけの、優しい優しいキスだった
髪を避けてくれていた清隆の手がするりと退かされ、キスされた額を隠すように前髪が落ちてくる
キスされて瞬く間に私の顔は赤く、熱くなっていった
『き、きよたか....!??!?』
清隆「あ、すまん...嫌だったか?」
『え?いやっ、違くて...』
なんでそんなにスンッとした顔で居られるのか不思議でたまらない
私はおでこを抑えて、今のは夢だったのか!??などと馬鹿なことを考えていた
『なんでそんなに平気そうな顔で居られるの...』
清隆「俺だって恥ずかしいよ」
私は何故か悔しかった
嬉しいはずなのに、手のひらで転がされたようなこの気持ち
私ばっかり恥ずかしい...という気持ちが湧いてきてしまったのだ
『_________仕返し。』
私は、ちゅ、と音を立てて清隆の唇にキスを落とした
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綾小路清隆推し同担拒否 - いやよすぎますねっ!ガチで胸きゅんしました、、最高すぎます!ありがとうございます!!胸きゅんしすぎてやばいです。マジで途中のお泊まりする時のあの言葉好きです、、口にすると我慢出来なくなりそうだったからと、、もうヤバすぎですイケメンナチュラルすぎる。 (8月15日 12時) (レス) @page18 id: e7a53d0fc0 (このIDを非表示/違反報告)
ともえ - うっ胸キュン最高です……!ありがとうございます! (2022年12月3日 0時) (レス) @page18 id: 27a6582a0d (このIDを非表示/違反報告)
宇佐見(プロフ) - 椛さん» コメント・ご指摘ありがとうございます!!今さっき変更致しました。気に入っていただけて何よりです。 (2022年10月29日 18時) (レス) id: 3228aab75d (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - こんにちは。素敵な作品ありがとうございます。7話の名前変換できていない部分があるので確認お願いします (2022年10月29日 18時) (レス) @page8 id: 80df51df0f (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 最高です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年10月29日 12時) (レス) @page18 id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宇佐見 | 作成日時:2021年9月23日 9時