episode22 ページ23
どこに向かっているか聞いてもはぐらかされてしまい、行先も分からないまま15分が経過した頃。
諸伏「着きましたよ。」
「あ、ありがとうございます」
着いたのはオシャレな外観の居酒屋だった。
「え、ここって……」
諸伏「行きましょうか。」
諸伏警部に連れられ、居酒屋に入り個室へ案内された。
ガラガラ
引き戸を開けるとクラッカーの大きな音がして、テーブルにご馳走が並べられ、捜査一課の人達が座っていた。
パンッ!パンッ!
上原「Aちゃん!遅くなっちゃったけど、長野県警本部捜査一課にようこそ!」
由衣さんの声と共に拍手がおきる。
「えっ?!どうして、皆さんがここに…」
上原「サプライズ歓迎会!大成功ね!」
大和「お前の歓迎会まだできてなかったからな!ほらここにお前とコウメイの席用意してあっから座れよ」
「は、はいっ……皆さん私のためにありがとうございますっ……ぐすっ」
感激のあまり涙が溢れてしまう。
上原「Aちゃん、どうしたの?!」
「う、嬉しいんです、嬉しすぎて涙が……すみませんっ……」
大和「泣いて喜んでくれんならやり甲斐があったな!」
横からそっとグレーのハンカチが差し出される。
諸伏「あなたの泣き虫は変わりませんね。」
「うう、もう泣き虫じゃないです……」
諸伏「泣きながら言われても説得力に欠けますよ。」
頼んだ飲み物が届きみんなで乾杯する。
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いずみ - 夢主の名前がバラバラです (2022年11月16日 18時) (レス) @page14 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:usamaru | 作成日時:2022年11月10日 3時