episode11 ページ12
《上原side》
Aちゃんが来た翌日の朝
捜査一課の前に人だかりができていた。
大和「なんだ?こんな朝っぱらから色んな課の刑事連中が押し寄せて何してるんだ?」
後ろから勘ちゃんの声がして振り返る。
上原「敢ちゃん!あれじゃ入れそうにないわね」
大和「あの集団の中心にいるのって、大岡じゃねぇか?」
敢ちゃんに言われてよく見てみると、刑事の間から彼女のくるんとした特徴のある毛先と明るい茶髪が見えた。
上原「あっ!ほんとだ!愛恵ちゃんだわ!すごい人気ね。」
大和「関心してる場合じゃねぇだろ、アイツらどかさなきゃ俺らが入れねぇだろうが!」
上原「あっ、そうね。助けてあげなくちゃ…」
えっ?
私よりも先に、その集団の中に入り彼女を助けた人がいた。
諸伏「皆さん、彼女が困っていますよ。」
「諸伏警部……?」
諸伏「それに、そろそろ朝礼が始まります。各部署に戻った方がよろしいのでは……?」
諸伏警部がそう言うと、彼女を囲んでいた男性刑事達は綺麗に去っていった。
上原「諸伏警部やるわね!」
大和「上司として部下を助けるのは当然だろ。」
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いずみ - 夢主の名前がバラバラです (2022年11月16日 18時) (レス) @page14 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:usamaru | 作成日時:2022年11月10日 3時