マイペース少女、気ままにヒーロー目指します！part2

84:二度寝って最高。布団あったかい…気持ちいい…あ……そしてまたまた遅刻の道へ。 ページ37

朝ごはんを食べ終わったから、保育園に行く準備中。



切「なー父さん！俺の習字セットどこ？」


爆「寝室の押し入れの2段目に置いてただろ」


切「そーだった！ありがとう！」


爆「おい電気、二度寝すんなよ！？」


電「ん〜…」


この朝のドタバタはいつもの景色。

えいじろーにぃちゃんは朝から元気。
でんきはすぐ二度寝しようとする



「おーい電気〜！学校行こうぜー！」


家の外からでんきを呼ぶ声が聞こえる。たぶんでんきと同じクラスの峰田くんだ。
私より年上なのに背が私とあんまり変わんない


電「お〜…待ってろ〜」


目を擦りながら、急いでランドセルをとって家を出る。
時間割を合わせるのは、しっかり者のお父さんのおかげで、昨日の内にしてある。

ちなみにはんたにぃはお父さんと似てしっかりしてるから、早めに学校へ向かったよ！障子くんたちと。障子くんはね、飛行機になって遊んでくれるから好き。


切「行ってきまーす！」



えいじろーにぃちゃんも、友達と一緒に学校へ向かう。



爆「A、準備できたか？保育園行くぞ」


『できた！いくー！』



お父さんはいつも保育園に私を送ってくれる。
お迎えも毎日来てくれる。
うん。大好き

保育園はみんなと遊べるから嬉しい。
今日も1日楽しも〜！



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



『せんせー！おはよー！』


相「おう。おはよう」



このせんせーはね、たんにんの相澤せんせーさ。
いっつも黄色い袋に入ってる。いもむしみたい。



爆「今日もよろしく頼みます」



お父さんはこれからお仕事に行くんだ。
お父さんはね〜ななななんと！

ヒーローなのだ！

かっこいいだろ〜しかもトップ3に入る大人気ヒーローなんだぞ！



爆「…おい、A。離してくれねぇと仕事遅れる」


ナニヲイッテイルノカナ


相「A、離してやれ。いっつもお前のお父さん遅刻しそうで困ってんだぞ」


『あのね、手が離れたくないって言ってる』



これもいつものやり取り。だって私を置いて行くなんて、引き止めないわけにはいかない。

私のことを置いていっていいと思っているのかこのやろう。

でも結局はなんやかんやで引き剥がされてお父さんは仕事へ向かう。

はぁ…まあいいや！保育園のみんなと遊ぶもん。
そろそろみんなも来る時間のはず！

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