マイペース少女、気ままにヒーロー目指します！part2

73:慣れって怖い。小さい頃のなごりで金平ごぼうをチンピラ五郎って言って恥かいた← ページ26

ぼやぼやと、白い天井が見えてきた


『ん…』


轟「目ぇ覚めたか？」


『あれ…なんで轟くん？……ここどこ？』


轟「ここは病院だ」



びょーいん…びょーいんってなんだろう。

これはベッドか。てことは寝る場所かな？

っていうか何してたんだっけ？


・・・


『あーーー！！！いずくんと飯田くんは？！』


轟「下の売店に飲み物買いに行った」


『そっかー』



あ、そーだ。4人で敵と戦ったんだった。



『じゃあさ、おはなししよーよ！』


轟「いーぞ。…それより、まだ戻らないんだな」



？………あ！まだ小さいままだ。

まあ記憶はあるから問題ない。はず。



『いつか戻るさ。そんなことよりおはなしするぞー！』


轟「ああ」


『轟くんとあんまりおはなしたことなかったから、ずっとはなしたいと思ってたんだ〜』


轟「俺も話したいも思ってた。癒良とは気が合いそうだ」


『それ思ってた！和食とか日本家屋好きだし』



お話してるうちに、轟くんのことだんだんわかってきた。蕎麦(温かくないやつ)が好きなんだって！

そしてやっぱり気が合った。

今度、暇なときに轟くんの家に遊びに行くことになったぞ！ふへへ。



＿＿＿＿＿＿＿＿




緑「ただいま〜」


飯「戻ったぞ！」


轟「……おかえり」


『いずくーん！』



2人とも戻ってきた！



緑「あ！A！目が覚めたんだね」


飯「看護師さんを呼ぼう」


轟「あ、すまねぇ。忘れてた」



かんごしさん？



緑「突然倒れたからビックリしたよ〜」


飯「急いでこの病院に運ばれたからな！」


『そーいえば、びょーいんってなに？』


轟「病院知らないのか？」


緑「Aは個性が治癒だから病院来たことないんだよ」


飯「行ったことなくても知ってるものじゃないのか？」


緑「好きなこと以外すぐ忘れちゃうんだよねぇ…」



少しして、看護師さんがきた。

倒れたのは、一言で言えば今までのツケが回ってきたから。

私はいつも個性でケガも体力もすぐ治すのが習慣だから、自分の身体の中に溜まっていく疲労に気づいてなかったらしい。

便利な個性だからそんなこと気にかけてなかった。
体力は回復できても、本質的な疲労はそのままだからね。

それが巡り巡って、姿が元に戻るのが遅くなる原因に。しばらくはこのままかもってさ。



ってのをいずくんに説明してもらった。←

看護師さんの話も聞いたはずなんだけど、いずくんの説明のが頭に入ってくるんだよね

すまぬな、看護師さん！

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