第3話🌸保健室 ページ4
Aside
始業式から2週間たったある日のこと。
昼休み、私は本をかえして本を読むために図書室に向かっていた。
急いで走っていて、角を曲がったとき、誰かとぶつかった。
その子はサーモンピンク色の髪で三つ編みをしていて青い瞳の男の子だった。
『いたた... ごめんなさい、大丈夫...ですか?』
?「あぁ、俺は大丈夫。君は?立てる?」
そう言って、手を差し伸べてくれた。
『大丈夫です。ありがとうございま ...いたっ』
その手を取り、立とうとしたとき、右の足首に痛みがはしった。
ぶつかったときにくじいちゃったみたい。
?「足首、くじいちゃってるネ。保健室まで連れてくよ。お前ら、先行ってて」
そう言われて、男の子の友達は行ってしまった。
『だ...大丈夫です。一人で行けるので...』
?「でも立てないんでしょ。無理しなくていいから。行くヨ」
『あっ...はい...って、え!』
えっ...ちょっと待って私これ、今、お姫様だっこされてる!?
『あ、あのおろしてください!』
?「立てないのに、おろしていいの?」
『あ...えっと...それは...』
?「遠慮しないで、大丈夫だから」
『で、でも...恥ずかしい...です//』
?「恥ずかしがらなくていいヨ。俺がいるから」
この人には何言ってもダメだなと思ったので、私は諦めた。
『は...はい...』
結局、私はそのまま保健室に連れていかれた。
みんなに見られて、恥ずかしかったなぁ。
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次いきます。
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作者名:夜のうさぎ | 作成日時:2022年3月5日 0時