みだれ髪には程遠い。【文豪ストレイドッグス】

深夜、医務室にて。 ページ1

＿＿＿＿＿タン、タン、





医務室の中で僕の足音だけが響く。




敦「よ、与謝野医師……？


いらっしゃいましたら返事を下さいィ……」






……怖いんだよ、深夜の医務室は(元々のトラウマは置いておいて)。




鉈とか鉈とか鉈とか鉈が光ってて……。




本当怖い。






敦「＿＿＿＿い、居ないんですか？」





ほら其処、“怖がり”とか云わない。









、





ガタンッ









「んどぁぁあおおおう！！！？？」








……。



……。






……なンだ、物が落ちただけか。








敦「一応、戻しておこう……。」









棚から落ちたダンボールに駆け寄る。









、








、








……しゅるり








、






「ん？」





何か、足に違和感が……？





おそるおそる、ゆっくり視線を落とす。




すると、脚には









「うッ……！？」









、






・・・・・・・・・・・・・
人の髪の毛が絡み付いていた。









、









「ぅわ”ぁおおおおおおおおおおあ!!!!???」







……そして今に至る。

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