15 ページ15
＊
タクシーの窓から、降り続く雨を眺めて気分が落ち着く
ドヨンを怒らせて、帰らせて。
ジェヒョンにキスされて、好きだと言われて。
しばらく恋愛と疎遠だったからどの対応が正しいのかわからない
なんて。
恋愛と疎遠じゃなかったとしても、こんな気持ちは初めてだ
MN『そんなため息ついてると幸せ逃げちゃうわよ』
「オンニ、、、」
MN『とりあえず、ドヨンは大丈夫。ちょっと短気なだけよ』
「うん、、、」
MN『ジェヒョンはなんでそのタイミングで告白なんだろうな〜』
「うん、、、」
あれからお店では、
ドヨンが帰っちゃった後の空気はそこまで良いものではなくて
何も知らないルーカスが起きたらお腹空いたってご飯をパクパク食べて
オンニは携帯をいじりだして
ジェヒョンはさっきまでのことなんてなかったかのように普通に接してきて
それに少しだけ気まずさを感じるわたし
解散を切り出したのは、勘の鋭いオンニ
知らぬ間に会計を済ませてくれていて、わたしとオンニ、ルーカスとジェヒョンが乗る二台のタクシーも手配済みだった
2人と別れて乗り込んだタクシーの中、何があったの？って優しく声をかけてくれたオンニに、全てを話した。
MN『まあとりあえず、あんま考えすぎないでね。ドヨンのことも、ジェヒョンのことも！』
「ありがとうオンニ」
MN『わたしもユタも、Aちゃんの味方だからね』
「うん、、、ゆうたもね、、、」
そこでゆうたの名前を出すオンニに思わず笑みがこぼれた
MN『ほら、着いたわよ』
「オンニ、ここはお金出すよ」
MN『じゃあ明日コーヒーでも奢って』
「オンニ〜、、、本当にありがとう」
MN『濡れちゃうから！ほら！また明日ねおやすみ！』
「うん！おやすみ！気をつけてね！」
曲がり角でタクシーが見えなくなってから、エントランスまで走った
「寒い、、、」
雨はだいぶ弱まってきたけど、外にいるとそれなりに濡れる量で
タクシーを見送っただけの数分なのに服も頭も濡れて少し寒気がする
はやくお風呂はいって温まろう〜
なんて考えながら乗ったエレベーターが自分の部屋の階に止まり
廊下の角を曲がってすぐ
見えた人影
雨も降ってるのに
濡れた髪に濡れた服、ポッケに手を突っ込んで壁にもたれかかっている彼
「ドヨナ、、、、」
名前を呼べば、そっと振り向いて
悲しそうなその目と目があった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おゆちゃん(プロフ) - コメントありがとうございます。初めてで理解できてませんでした。ありがとうございます。 (2018年8月2日 11時) (
レス) id: abf7d627aa (このIDを非表示/違反報告)
、 - 初心者であろうとルール違反はダメです。まずルールをちゃんと理解してから作品を作るようにして下さい (2018年8月2日 7時) (レス) id: 0b0428954e (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月2日 7時) (レス) id: 0b0428954e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おゆちゃん | 作成日時：2018年8月2日 3時
