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白岩side
俺には夢がある
それはアイドルになること。
きっかけはある女の子の一言
「るきくんってシンデレラの王子様みたいだね!」
言われた当時は恥ずかしくて仕方なかったけど、王子なんて言ってもらえてすごく嬉しかった
その子は事あるごとに「かっこいい」だの「瑠姫のお顔はずっと見てられる」だの褒めてくれる
極め付けは…
「瑠姫のこのかっこよさをこんなところで留めておくなんて勿体ない!瑠姫はキムタクになれるんだから!」
Aはずっと俺のことを応援してくれた
あいつはいちばんそばにいてくれて、いちばんの俺の理解者
最初は親友で妹みたいな存在だったけど、いつの間にか大切で守りたい人って認識になってた
でも、俺がアイドルを目指してるのに恋愛をする、それもいちばん応援してくれてるAに恋をしてるなんて言ったら、あいつはきっと俺に幻滅する。
アイドルの恋愛はご法度だから。
本気でアイドルを目指すってことは、Aへの気持ちを押し殺すってこと
いまはただがむしゃらに頑張るしかないんだ
いつか、この気持ちをあいつに伝えられるように
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作者名:うさこ | 作成日時:2021年9月26日 22時