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Aside
オッパ達が撮影現場が出て、独りになった私。
周りからの視線に耐えかねてお手洗いに駆け込む。
顔を洗って鏡を見ると
あの、哀しみに満ちた彼らの顔を思い出す。
『っは、ごめんなさいっ…オッパっ…許してっ』
怖い。
もし、彼らが私に怒っていたら?
良い迷惑だったと思われていたら?
私が監督に反抗した事で彼らの仕事が減ったら?
…私の帰る家が無くなってしまうかもしれない。
思えば、思う程、
心臓が抉られる程に、
心は赤黒く染まった。
撮影現場への廊下が異常なまでに短く感じる。
"_ええ笑、_ですよ。"
ふと声がする。
部屋を覗いてみると監督がいた。
真っ黒に染まりそうな心を落ち着かせ
耳をすます。
「そうなんですよ笑
うるさい輩がやって来ましてねぇ笑
ああ、安心して下さい。
ちゃんと断っておきました。笑
大金を貰ってるのに裏切るわけないでしょう?
ああ、あの小娘。
身体をうろうとしないんですよね…
ぎゃははっ、もちろんうっていたら、貴方にもまわしましたよ。」
っち…金か。
しかも、身体をうろうなんて、
吐き気がする。
もう一度お手洗いに戻った。
…
"ばしゃっ"
…甘い。
どうせかけられるんだったらブラックが良かった。
首裏と右の二の腕がやけていくのが分かる。
目の前には涙目のテヒョンオッパ。
そのきらきらした目を汚さないで。
汚れるのは私だけで充分。
コーヒーに濡れた指で彼の頬をつーっと撫でた。
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#虹色のササミ(プロフ) - stephさん» ありがとうございます!こんなふうに待ってくれて嬉しい限りです（泣）これからも楽しんで読んでいただけると幸いですっ。 (2021年7月19日 23時) (
レス) id: 7e7f40cfe0 (このIDを非表示/違反報告)
steph(プロフ) - 好きです！笑 次も楽しみにしてます！！ (2021年7月19日 2時) (レス) id: 69099a3a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＃虹色のササミ | 作成日時：2020年10月31日 17時
