８ Ci視点 ページ9
＿ci side＿
昔からの親友だったショッピとＤ学園の入学試験のために
森で魔法の練習をしていた時やった。
“アイツ”が現れたのは。
毒を使う魔物の中で最強と言われる魔物
Ａランク コカトリス
ci「しょ、ショッピ…」
SYP「ッ…。」
冷静沈着なショッピでさえ、冷や汗をかき体を震わせている。
＿チラッ＿
ショッピとアイコンタクトをとる。
そして、一斉に走り出した。
悔しいけど、今は毒無効化ポーションもない。
てか、あっても確実に俺らのうち一人は死ぬ。
最適解は、“逃げること”や。
＿ギャァァァァァァッ！！！＿
コカトリスの咆哮が聞こえる。
ものすごく近くで。
後ろを振りかえる。
SYP「チーノッ！！！！」
ショッピの焦った声。
コカトリスの大きな目が俺を映す。
あ、俺、死んだわ。
コカトリスの爪が振り下ろされる瞬間
俺とコカトリスの間に何かが現れた。
＿ガキンッ！！！＿
『あちゃーＡランクってコカトリスのことだったかー
毒無効化ポーション１本しかないよー(;´д｀)トホホ…』
なんてのんきなことを言う俺の前に防御魔法を構築する人物。
目の前に広がる白。
そして、その人物は振り返った。
ci「ッ…！」
引き込まれそうな紅の瞳。
雪のような髪。
俺達と同じ年か少し下くらいのその子は
『ここは私に任せてよ、君たちは街に戻ってやー』
と呑気に言った。
ci「1人でとか、本気で言っとるんか？！」
コカトリスを一人で相手する？！
毒無効化ポーションも一本しかないのに？！
初めて会ったのに、なんでか、
この人には死んでほしくなかった。
SYP「チーノッ！行くぞッ！！」
ci「ショッピっ！！！いやや！この子おいて行けへん！！」
SYP「こんなとこで死んでいいんか？！
コイツの相手してくれるって言うならここから早く離れるべきやッ！！」
ショッピはいつだって冷静だ。
今回だって、いろいろ悩んだ上で言ってるんやろう。
その証拠にショッピの顔は険しくて少し泣きそうだった。
『そうそうー早く離れなー。あ、ないとは思うけど
街巻き込む可能性あるから、山の近くに住んでる人一応、避難させておいてー』
ci「でもッ！！」
俺が泣きそうな顔をしていることに気が付いたであろう
その子は困ったように笑った。
９ その顔やめいッ！！！→←７ クエストって言っちゃってるじゃん（真顔）
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兎森 めるサブ - これからもゆったりと書いていきますのでゆったりとお付き合いください！ (11月28日 14時) (
レス) id: 082a92caae (このIDを非表示/違反報告)
兎森 めるサブ - 皆さん！この小説を読んでくださりありがとうございます！なぜかログインができなくなっておりまして…。サブ垢でのコメントになりますがお許しください。皆さんのコメントは全て読ませて頂いております！いつも暖かいコメントありがとうございます！ (11月28日 14時) (レス) @page36 id: 082a92caae (このIDを非表示/違反報告)
雪狐🐾❄ - 更新ありがとうございます！！！😍💕 (11月28日 12時) (レス) id: 1adb5b9f1e (このIDを非表示/違反報告)
咲匡(プロフ) - 愛してるッッッ！！！ (11月28日 4時) (レス) id: 10512391e9 (このIDを非表示/違反報告)
宵の月(プロフ) - めっちゃ面白いです！頑張ってください！ (11月13日 16時) (レス) @page34 id: d36d425616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎森 める | 作成日時：2023年5月22日 15時
