検索窓
今日:9 hit、昨日:17 hit、合計:290,352 hit

ヤンデレ06 ページ6

Aside


私は授業のチャイムを無視して…


『悠翔…いる?』


保健室に行った。


「あ、A。来てくれたんだ」


もちろん、悠翔がいた。


私は悠翔が座ってるところの


向かい側のソファに座った。


あれ…?


『先生はどこにいるの?』


保健室の先生は、ここにはいなかった。


「あー、出張だって」


え…2人きりなんて怖いよ…


なにされるか、わかんないもん。


「それよりさ…」


『な、なに!?』


悠翔が私のほうへ近づいてくる。


私は固まってしまい、立つこともできず


近づいてくる悠翔を


見つめることしかできなかった。


「なんで男子と話してたの?」


目の前に立つ悠翔を


黙ったまま見つめていた。


なんのことを言っているのか


理解ができなかったから。


「今日の朝、男子と話してたよね?なんで?」


『えっと…それは…』


まさか、流星と話しているところを見ていたの?


どこで…?だって周りには…


悠翔なんていなかったのに…


「ねえ、なんで?俺のこと嫌いになった?」


嫌いじゃない…けど…


『流星は友達だもん。話すくらい別に良いんじゃ…』


「良くねえよ!!!」


≪ドンッ≫


『痛っ…ゴホッゴホッ』


お腹を蹴られた。痛いよ悠翔…


「ねえ、痛い?」


痛いに決まってるでしょ?


「Aが俺以外の男子と話さなければ良いことだろ?」


『ごめんなさい』


なんで私が我慢しないといけないの…?


「それで良いの。俺以外の男子と話すな」


言うことを聞かないと


また怖いことをされるのはわかってる。


『でも…少しくらいは…』


「ダメ。まだわかんねえの?」


わかるよ。


また殴るんでしょ?


また叩いて、私を傷つけるんでしょ?


私は悠翔が好き。


でも…


こんな恋愛がしたかったわけじゃない。


「俺以外の男子と話さないって約束して」


そんな約束守れるわけない。


悠翔は、そんなに私を1人ぼっちにしたいの?


だけど今は


『わかった。約束する』


「うん。約束だからな」


悠翔は笑顔になった。


さっきの怖い顔は別人なんじゃないか。


そう思うほど、美しい笑顔。


最初はこの笑顔に惹かれた。


今は…恐怖にしか感じない____

ヤンデレ07→←ヤンデレ05



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (162 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
設定タグ:ヤンデレ , 小説 , 名前変換オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

叶希夏 - なんかうさぎ系男子じゃなくないすか? (2020年8月22日 0時) (レス) id: 5a5ed3b2d6 (このIDを非表示/違反報告)
りーにゃん(プロフ) - 面白いです!ですがうさぎ系とは兎が寂しすぎたり、ストレスがかかったりすると死んでしまうのをイメージしたいわばメンヘラだとおもいますよ! (2017年8月26日 2時) (レス) id: b319beb694 (このIDを非表示/違反報告)
まつば(プロフ) - うさぎ系ってヤンデレじゃないですよ。あ、面白かったです(( (2017年8月25日 16時) (レス) id: ac43b4a83f (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - とても面白かったです! (2015年10月20日 20時) (携帯から) (レス) id: 50a9068037 (このIDを非表示/違反報告)
はしもと(プロフ) - 状況が、凄かった!! でも面白かったです。 (2014年10月25日 21時) (レス) id: 6aaffcf685 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みう | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novebl/  
作成日時:2014年4月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。