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【episode 23】#You ページ23

「…あれ、そのあとどうしたんだっけ、」


太宰たち武装探偵社の人たちに敦を助けてくれるようにお願いして、それで…


そのあとの記憶が綺麗さっぱりない。
どうしてここに私はいるの、
敦が無事なのはよかった、けどどうして私まで?

ていうかもしかして私たち無事じゃないのかな、
あのあと軍警に引き渡されちゃってたり…


そう考えると一気に血の気が引いたのがわかった。

あぁ、私のせいだ…
あんな奴の言葉を信用したりするから…


頭を抱えてうずくまっていると、ピンポーンという音が部屋に響いた。


(え、なに…?)


訳がわからず、とにかく布団から出る。
玄関の近くまで行くと、扉が叩かれた。
このままでは敦が起きてしまう。
私はとりあえず玄関の扉を開けた。


「はい……?」


するとそこには麦わら帽子を被った昨日の少年がいた。
私は昨日の出来事を思い出し、身を硬くする。


「おはようございます、Aさん。
よく眠れましたか?」


「えっ…と、はい、とても…」


私の警戒を知ってか知らずか、にこにことした笑顔で尋ねられる。


「あれ…Aさんにお洋服が用意されていたはずですが…まだお召しになってないんですね。
でも時間がないのでそろそろ行きましょうか」


そういうと手をぐいっと引かれ、扉を閉めた。


え、なに、
行くってどこへ?


「な、なにするんですか」


「すみません、
社長からのご命令でして」




少し、僕に付き合ってくれませんか?

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十六夜(プロフ) - 胡蝶さん» コメントありがとうございます。励みになります。中也さんの登場が私自身も待ち遠しいです^ ^ (2018年3月10日 11時) (レス) id: e6ba942cc6 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 - 凄くおもしろかったです。夢主ちゃん、中也さんと気が合いそうですね。これからどんな展開になっていくのか楽しみです。 (2018年3月10日 0時) (レス) id: 7857e3d4af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十六夜 | 作成日時:2018年2月27日 22時

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