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第０章 エピソード２ ページ9
それから俺は両親が離婚したこと・父親がDV男だったこと
母親が自ら命を絶ったこと・・を話した。
「そんなことがあったんだ・・。」
そうだ。
皆同じ反応をする。
かわいそうだとか、悲惨だとか・・。
もう聞き飽きたよ。
「関係ないよ。」
『え・・・？』
「だって、こんな事があったのに、優斗はこんなにもやさしいよ？」
そんなことを言われたのは初めてだった。
他の人はみんな
かわいそう。
穢れている。
そんなことを言った。
でも彼女は
関係ない。
そういってくれた。
。
。
。
『ありがとう・・・。』
「何笑ってんの・・？」
『な、なんでもないっ・・。』
「変なのー」
笑ったのはいつ振りだろう。
。
。
。
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。
心から笑える日なんて
来ると思わなかった。
でも、この時間がずっとあればいいのに・・。
。
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。
そう欲張ったのが
。
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。
。
。
間違いだったのかもしれない。
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作者名：。せいら。 | 作成日時：2018年1月10日 0時
