私は君のことが好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい。【あほの坂田】 (ページ2)

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第一章　エピソード1 ページ2

……………

貴『っ！？』

思いきり起き上がる。え？

なんでかって？

貴『ちこくだぁぁぁ！！』

ドドドと女らしくない足音が部屋に響く。

時計を見れば朝の8:15を指している。

ヤバイです。遅刻です。

貴『どの服にしよ。。あぁ！もう！これでいいやっ！』

適当にクローゼットから引っ張る。

女らしくない。

もう一度言おう。

女らしくない。

貴『朝御飯はいいや！いえかえったらたべれるし！んなことより早くしないと！』

白いワンピースのうえにお気に入りのグレーのコートを着た。

服にあったブーツを出してつま先でこんこんと音をならす。

貴『いってきまーす！』

っていっても。
家には私しかいないんだよなぁ。
寂し←

もうダッシュでいつものカフェなどのおしゃれ通り(自称)に出る。

貴『っ！居たっ！』

怪しまれないように平然を装ってお目当ての人の隣の隣のベンチに座る。

やっぱりかっこいい。

そうです。

私は、毎週月曜日火曜日木曜日は必ずここに来る。

なぜかって？

だって。

チラッと隣の隣のベンチを見る。

あの人に会いたいから。