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幸せにして ページ49

北人 side.





北「つき、付き合ってるってどういうこと!?」
樹「…昨日からなんか変だと思った」
翔「俺のAが…」
慎「翔平さんのじゃないから。まじやめて」


俺を含めてみんながショックを受けたように項垂れてる中、さっきから壱馬だけは嬉しそう。にこにこ笑いながら「慎〜やるなあ」ってまこっちゃんをウリウリしてる。


北「え、じゃあこれから俺どうするの?もうAと手繋げないの?」
慎「ぶっ飛ばすよ」
樹「え、ぎゅーは?」
慎「気絶させる」
翔「怖えよ!」
慎「Aに手出して命あるだけマシだと思って」


マジトーンで淡々とそう言うまこっちゃんは相変わらずAを抱き寄せて頭を撫でたりしてる。うーーー羨ましい!!!


北「ねえA〜!俺にしなよ〜!」
「え…」
壱「確かに、なんで慎なん?」
慎「え、壱馬さんは俺の味方なんじゃ」
樹「そうだよ、俺ら今まで同じくらいそばにいたのに」
翔「慎のなにが良かったの!」
「…なにが、かあ」


うーん、と考え始めるAをまこっちゃんはちょっと嫌そうな顔で見てる。だってそうだよ、俺らずっと6人で一緒だったのに。


「…わかんない、」
慎「おい」
「けど、気付いたら好きで一緒にいたいって思ってた…っていうのじゃだめ、かなあ?」


控えめに言って首をかしげるAのその反応に固まる俺たちとまこっちゃん。黙り込んだ俺たちに「え、あの、」と慌て出すAを、まこっちゃんが思いっきり抱きしめた。


「えっまこ!?なにっ、」
慎「…まじで、あんま可愛いこと言わないで」
翔「くそ〜悔しいけど今のは可愛すぎる」
壱「あんなの聞いたらもう俺らは口出されへんなあ」


…確かに悔しいけど、俺たちは今まで同じようにそばにいたけどそれでもAを一番に守ってたのもAのことを一番大切に思ってきたのもきっとまこっちゃんだった。そんなまこっちゃんをAが好きになるのは当然のことなのかもしれない。


北「まこっちゃん!Aのこと幸せにしなかったらすぐ奪うからね!」
慎「…幸せにするし、奪わせないから」


本当はまだちょっと悔しいけど、Aを抱き締めたまま俺を見るまこっちゃんにならAを任せられるかなって少しだけ安心したのは内緒。






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あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください!!!!!!!!!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます!わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、!これからも守られますよ〜〜!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!まこっちゃあああん(推し)!!無事であってほしいです…!急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺこ | 作成日時:2019年8月31日 13時

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